症例報告casestudy
膝を曲げると痛い…原因は○○だ‼
2017年09月03日
今回は膝の症例です。
12才 男の子
主訴は「膝が痛い」
検査すると膝の可動域は、柔らかく問題無し。痛みの場所が脛骨粗面から膝蓋骨周囲の為、成長痛のような症状の可能性も有り。
骨盤や股関節、足首の可動域も問題ない為、一過性の痛みと考えて膝周囲の治療で様子を見る。
後日来院した際に症状変化ないため、焦る焦る…
再度検査すると、臀部周囲の強い緊張感を発見。押してみると結構痛みがある様子。
自覚症状はなくても、触って痛みがある所は怪しい箇所なので、殿筋を緩めるアプローチ。
再度来院した際には、痛みがほとんどなくなったとの報告を受けて、ひとまず安心した。
今回の症例は、臀部筋の緊張感が膝の痛みを引き起こしたパターン。
なぜ臀部筋が緊張するのか?
実は姿勢が悪いとお尻の筋肉は徐々に張ってくる。
張りが強いと硬くなって、弾力性が無くなり、凝りに変わる。
臀部筋からの緊張感が、膝に伝わり、寝ていても痛くなった症状になった可能性が高い。
本人に姿勢の重要性を説いて、座るときの姿勢のコツを伝えて終了。
膝が痛いケースは非常に多く、他の場所が原因で痛くなるケースは珍しくない。
次回も膝が痛いケース、報告します。