頭蓋治療cranial
乳幼児の頭の矯正 ~症例27 4ヵ月 男の子 頭全体の歪み 卒業報告
2022年12月18日
患者様(来院時)
・4ヶ月 男の子
出産時の問題
・なし
症状
・頭の形が気になる
治療期間
・1年
治療回数
・19回
①当院の治療をどこでお知りになりましたか?
・Instagram HP
②治療を受ける前の頭の形状や身体の症状を教えて下さい
・左後頭部 右前部がへこんで平行四辺形のような形状。
・吐き戻しをよくしていた
③現在の頭の形状や身体の状態はいかがですか?
・まだ少しへこみはありますが、最初に比べてだいぶ気にならなくなりました。
・吐き戻しもなくなりました。
④治療を受けた時に痛みや違和感はありましたか?
・発達とともに泣く事もありましたが、お菓子や玩具を用意したりすることでおとなしく受ける事が出来ました。
⑤これから治療を受けてみたい方へ、一言お願いします
・頭の形は専門の先生じゃないと分からない事がたくさんあるので、たくさん勉強している専門の先生に診てもらうと安心だと思います。
1年間ありがとうございました。
【治療経過】
《令和4年1月》
頭全体の歪みと吐き戻しのお悩みで、西尾市から来院されることになった4ヶ月の男の子。
・歪みのレベルは強く、幾つかの問題を抱えている事が分かる。
検査結果
➀耳の左右差
・全体に変位している為、耳(緑の付箋)の位置が異なる事が分かる。
②左後頭部圧迫による「時計回りの変位」
・左後頭部が前方に押される事で歪みのレベルが強いと、左頭部は前方へ、右頭部は後方に変位する。
③後頭部全体の「右」変位
・左後頭部全体が圧迫されて右方向にスライドするように押されてしまっている。
以上の点を考慮に入れて、治療をスタートする。
《令和4年12月》
・当初と比較して頭部全体が丸みを帯びている様子が分かる。
・後頭部の右に伸びていた状態が中央に近づいてきた
・1年間の経過から形状が分かりにくくなった事、治療期間を空けても一定の状態を保つ事が出来た為治療終了とする。
【今回の症例経過について】
今回の症例は、頭全体の変位が見られるパターン。
当初来院された際に幾つもの症状があり、歪みの程度も中等度いじょ治療をスタートした。
歪みの程度が強いと期間は掛かるが、根気よく1年間通院して頂き卒業する頃には左右差も分かりにくくなった。
完全な「丸い」形状にはならなかったが、成長段階で支障がない程度までなったと考えられます。
しかし今回も見られた症例も、歪みのきっかけとなった圧迫=凹んだ箇所に対してのアプローチは非常に困難である。
まだまだ改善の余地があるが徐々に良い結果も見られている為、日々研究しながら対応し続けます。
1年かけてお越しいただいたご家族の方、本当にありがとうございました。