愛知県額田郡幸田町の西蓮堂

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お知らせ 整骨・治療news_treatment

生理痛の改善症例報告~ 【35歳・腹痛と頭痛も併発する生理痛】 

2024年04月13日

今回の症例報告は、生理痛が改善してから再発していないケースです。

 

【主訴】

・生理痛の訴えは「腹痛」と「頭痛」を併発

・20代から生理痛が始まる

 

【治療期間】

・R4年11月スタート 月に1回来院

・現在は定期的にメンテナンス

 

【オステオパシー検査・治療】

①骨盤周囲痛 

②両脚外側部の筋緊張

③子宮周囲の可動性低下

 

 

➀骨盤周囲痛

・子宮や卵巣に問題があると、骨盤周囲に特定の痛みが見られる。

今回のケースは下図の赤丸で囲っている箇所に痛みを訴えていた。

 

 

この箇所は、生殖器の慢性的なストレスから起こる症状であり、皮膚や筋肉、骨膜を含めた体表に腫れの様な症状を引き起こしてしまう事がある。

これは神経リンパ反射という考え方で、内臓障害が体の特定の箇所に腫れ(大きな範囲から、小さな点の様なしこりもあり)を伴う結果、痛みが出現することが分かっている。

痛みのある箇所はリンパの腫れであり、体表⇒内臓を治療する事でリンパの腫れを解放する事が出来る。

治療後に腫れが解消すると、いわゆる「老廃物を除去した」状態となる為、下痢の症状等見られることもある。

 

②脚(太もも)の外側の筋緊張

・この箇所は外側広筋、大殿筋、腸脛靭帯で構成されており、➀の神経リンパ反射の考え方では胃腸や生殖器と関連する。

大抵この箇所は、自覚症状を訴える方はほとんど見られないが、骨盤の位置を正す安定機能にも関わる為大事な治療ポイントとなる。

 

③子宮周囲の可動性低下

・子宮の周囲には様々な靭帯や筋膜の様な支持組織があり、子宮を支えている。

日常生活上で骨盤に対しての負担や、食事によって子宮周囲の組織を緊張させることが見られる。

例を挙げると以下の組織がある。

子宮仙骨靭帯

子宮円索

子宮広間膜

・中央にある子宮は、➀、②、③の支持組織によって支えられている。

 

 

      

上図の様に黒丸で囲った箇所には臓器を支える膜があり、ここは細かな神経や血管が存在する。

これらの組織が緊張する事で、血行不良や神経が圧迫される状態、子宮の位置が変わる事で子宮自体の機能低下等の症状が発生、その結果月経不順や炎症が毎月発生しやすくなってしまうことが考えられる。

以上の状態を踏まえて治療を月に1回程度、行う。

 

 

令和6年、3月時点で以前訴えがあった「頭痛、腹痛、生理痛」いずれも症状の改善が見られて、日常生活にも支障が無くなってきた。

女性の人生に関わる生理痛はオステオパシー治療で改善します。お悩みの方は一度御相談ください。