症例報告casestudy
腰痛 症例3 〜転倒してからの腰痛はどこが原因?? 80代女性 幸田町
2019年09月15日
「転んでからずっと腰が痛いです」
尻もちをついてから、ずっと腰が痛い80代の女性が来院。
他の病院で診てもらっても、改善が見られなかった為、知人の紹介で来院されました。
腰が痛い箇所は骨盤の上辺りとのこと。
腰が痛い=腰が悪いではないの?
よく患者様に言われるど、問診して他の箇所を診ると問題があるケースは多い。
基本的に人間には「自然治癒力」がある為、本来は自然に治るけど治らないケースは他に原因がある。
その為、「悪くなっている、治る邪魔をしている」箇所を探す事がまず大事である。
では今回の症状は?
尻もちをついたら衝撃を受けやすい箇所、背骨の第12胸椎だ。
この辺りから腰〜臀部に繋がる神経が走行している。
可能性は二つ。
上臀皮神経
第12胸神経後枝
この神経が腰痛を引き起こしている可能性あり。
座った状態で検査、触ると非常に痛がるので優しく軽く脊柱のアプローチ。
モビリゼーションとカウンターストレインにて終わり、様子を見た。
結果的に、一度でほとんど改善。結果的に治療は早期に終了です。
整骨院で出来る事は、「問診から考え、視診・触診で確認、的を絞って治療」がベスト。
一度画像検査をしてくれたから、非常にやりやすい。
高齢者は圧迫骨折が意外と多く、今まで何回も臨床に出会った経験をした。
高齢者の方には転倒予防の身体の使い方もアドバイスしています?