症例報告casestudy
足の痺れは何が原因??時間が経っても変わらないケース
2020年03月15日
今回の症例報告は足の甲の痺れです。
足の痺れも様々なパターンがあります。
ほとんどは一時的に出て、時間と共に軽減します。ただ変わらないケースは、何か問題があります。
患者様
・40代 男性 会社員
症状
・右足の甲の痺れ
・皮膚の感覚が鈍い
・すねを触るとピリピリする
原因
・よく分からない
治療回数
・5 回
治療期間
・2ヶ月
右足の痺れはこの位置。
患者様は問診にて腰からの神経痛や内科の症状もない為、訴えの右足周囲の問題が考えられます。
一つの可能性は浅腓骨神経。この神経は体表に近いので、外力によって損傷しやすいです。
この箇所に問題が起きると痺れるのはこの範囲
症状の訴えと痺れの範囲はほとんど一致しています。
仕事で右脚の胡座をかくような姿勢を長時間とった為かもと言われたので、長時間無理な足の負担が今回の症状を引き起こした可能性あり。
浅腓骨神経を触診をすると違和感を訴えた為、この箇所に治療をする→少し痺れが軽減したと言われた為、一旦終了。
2回目に来た時、以前よりも良くはなったけどまだ痺れはある、と言われた。
再度足周りを見ると、内果(ないか、うちくるぶし)辺りに皮膚や筋肉の緊張が強く出ている。
内側に強い緊張があると、外側を内側に引っ張ってしまう可能性があります。
内側の緊張→外側を引っ張ってしまう→外側にある神経に負担掛かる→痺れが抜けない
こんな状態が推測されます。
この箇所を治療、随分と良くなると言われてこの日は終了。
3回目に来た際、かなり良くなったと言われたので再度治療をする。
5回目の来院時に何も生活に支障がない為、治療終了。
今回のポイントは
違和感のある箇所に対して逆側に問題あるパターン。
通常、痛みや違和感の症状は徐々に快方に向かいますが一週間以上変わらないケースは、必ず身体の問題あります。
もし変わらないのであれば、直ぐに対応する事をお勧めします。