頭蓋治療の報告、頭の形を修正する
今回の報告は乳児の頭蓋骨矯正。
主訴は「向き癖」と「後頭部の凹み」
治療も順調に進み、無事4回で終わりました。
参考にしてみてください。
①当院を知ったきっかけはどのような形でしたか?
・ホームページにを見て
②治療を受ける前の体の調子はどの様な状態でしたか?
むきぐせによる頭の形がきになったから
③現在の体の状態はどうですか?
・治療の成果と成長したことであまり気にならなくなった。
④治療を受けた時に痛みや違和感はありましたか?
・子供の事なのでわかりません。
⑤これから治療を受けてみたい方へ、一言お願いします。
・気になることがあれば話を聞くだけでも安心出来るし、治療をする事で良くなる場合もあるので一度きてみるといいと思います。
肩こりの解決法は、肩こりの仕組みを知る。
日本人の3分の1も!?悩んでいると言われる「肩こり」。
肩がこるとどんな事をしますか?
ストレッチ
マッサージ、肩を叩く
一時的には良くなった気はします、しかし実際には改善する人は殆どいません?
肩が硬いから「肩こり」になる?
筋肉が柔らかくでも酷い肩こりがある?
肩周りを柔らかくしても改善しないのは何故か?
一般社会の中で知られていない事実が多くある為、今月は肩こりの仕組みや改善法を幾つか報告します。
◆肩こりの原因は?
・肩周りの血行不良による問題
基本的に身体は動かさないと固まってきます。これは筋肉が動かないと筋肉内に疲労物質が溜まり、滞ってしまうからと考えられます。血行不良によって体内の物質が十分に運搬されずにいると、筋肉を動かしたときに発生する疲労物質が停滞するようになります。そして、疲労物質が蓄積された結果、その筋肉が緊張状態になったり炎症を起こしたりして、痛みを感じるのです。特に、頭を支える首や肩、体の軸となる腰、常に動かす必要がある関節などに痛みが生じるようになります。
・デスクワークからの肩こり
骨盤の後傾→背中の骨(脊柱)に伸張性のストレスが加わり、背中の筋肉を引っ張る作用が働く事で痛みの原因となる。
背中丸める→首が圧縮されて頚椎の筋肉が過緊張を起こす。
・衣類による圧迫
意外と知られていない「きつめの衣類」による肩こり。
矯正下着や、硬い下着によって皮膚を圧迫してしまい循環不良からの肩こりにつながる事が多い。
以上の事から次の3つが考えられます。
・血行不良による老廃物の蓄積
・筋肉の過緊張と伸張性のストレス
・衣類の圧迫による循環不良
◆肩は硬いと「肩こり」になる?
肩の周りにはこの様な筋肉に守られています。
ストレッチ、マッサージ、何故効かないのか?
実は「大きな筋肉」が問題になる事は殆どありません。
例えば僧帽筋、三角筋などは肩周りを覆っているが、肩こりについては関係ない可能性が高いです。なぜか?
大きな筋肉とは関節を動かすアウターマッスルと言われています。
アウターマッスルはサイズが大きく、肩に関しては力を出す為の役割です。
その下にある小さな筋肉、インナーマッスルは関節を支える筋肉。この小さな筋肉が痛みを引き起こす原因になる可能性が考えられています。
これは、小さな筋肉は体のストレスや傷に対して記憶する性質があります。
・無理な動き
・使う頻度が多い事
・他の問題からの代償動作…etc
以上の動作から関節に負担→小さな筋肉に負担→痛みを引き起こす原因となります。
また大きな筋肉は血管?の分布量が沢山ある為、回復も早いと言われています。
つまり、肩の痛みに対して筋肉系のアプローチは必ず「小さな筋肉」に注目しないと、症状は変わらないのです。
①肩甲挙筋
・頚椎から肩甲骨に繋がる筋肉。首を前傾する際にストレスが掛かりやすい
②後頭下筋群(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)
・頭部を頚椎で支えている箇所、頭部が前方に倒れる際に後方で支えてくれる。
・目の動きにも関わりある為、パソコンやりながら視線を動かす事で負担が掛かりやすい
ちなみに…小さな筋肉が問題を起こすとその辺りの表面の大きな筋肉が頑張って使われちゃいます。
→小さな筋肉が傷ついてしまう→関節を支える機能低下→大きな筋肉が小さな筋肉の代わりをして関節を支える作用が勝手に働き→硬く緊張するケースもあり!
この状態だと、悪いまま頻度が多く使われてしまう為「大きな(表層の)筋肉は固くなってしまう事」がある。
次回は肩以外から出現する「痛み」についてシェアします。
交通事故後の不調、痛みで悩んでいる方へ
6月は交通事故についてのブログをUPしました。参考にしてみて下さい。
交通事故後の治療法〜トラウマの治療法について
先週お伝えした「トラウマ」について、今回は治療法を報告します。
◆トラウマの記憶
体に対しての強い衝撃(事故等の外力、心因的なショック等)は、体の細胞に「記憶してしまう」もしくは「記録をつけてしまう」傾向があります。
どの様な問題を引き起こすのか?
・胸の張り裂けそうな情動(一時的な強い感情を伴う動作。興奮させるアドレナリンが分泌され、血糖の増加、血圧の上昇、心臓の拍動の昂進(こうしん)、血液の凝固力の強化が生じ緊急事態に対して強力になる。)を伴う
・自己免疫疾患を引き起こす
・筋肉や骨格の問題
ではこれらの問題を解決するにはどんな方法があるのか?
心の問題❤️?/脳?/内臓?を調整・治療する事が根本的な変更に繋がる可能性があります。
◆治療法
1)呼吸を整える治療法〜頭蓋仙骨療法〜
オステオパシー独特の考え方で、頭蓋骨と脊椎(背骨)+仙骨の動きを重点においた考え方。
人は呼吸の種類が2つあると考えられています。
・第一次呼吸→頭蓋と仙骨間の動きに関わる呼吸。
・第二次呼吸→通常の呼吸
二つの呼吸は以下のメカニズムと考えられています。
息を吸う時には横隔膜が下がり、内臓を下に押す圧力が加わり肺を膨らませます。
息を吐く時には横隔膜が上がり、内臓を引き上げて肺が萎みます。
この呼吸は「第二次呼吸」と言います。
→呼吸の際動く内臓の動画です。
https://m.youtube.com/watch?v=SdPQzuXnKcc
そして第二次呼吸の際、身体に加わる圧力(内圧)によって頭蓋骨の膨らむ様な状態を第一次呼吸と呼ばれます。
?大事なポイント?
脳の脈絡叢から産出される脳脊髄液は、頭蓋内圧(とうがいないあつ、脳内の圧力)を引き起こし、内圧の振動によって脳硬膜に刺激を加えて頭蓋骨・仙骨を動かすと推測される。
・脳を覆って全身を循環する脳脊髄液
・脳硬膜は頭蓋骨と仙骨を繋ぐ硬い「膜」
脳硬膜に振動→頭蓋骨と仙骨に伝わり→双方の骨が動くとポンプみたいな役割を果たす為→脳脊髄液の循環に繋がる。
呼吸と頭蓋骨は連動して僅かに動き、脳脊髄液がリズミカルに振動する。
この運動により、生体の自然治癒力が機能すると考えられています。
しかし、交通事故の様な強い衝撃はこのメカニズムに影響を及ぼして機能障害を起こし身体の回復を阻害してしまいます。
①頭蓋仙骨療法を行い正常な呼吸リズムを整えます。
非常に優しい力で頭蓋骨のリズムを調整します。頭蓋リズムが整う環境になると自律神経の安定性に繋がり、結果的に内臓や感情の問題の解決となる可能性が増えます。
②第二次呼吸の改善
呼吸の主となる筋肉→横隔膜に関わる調整をします。
・頚椎から出る横隔神経の制限を検査
→横隔神経の走行路に対して検査
・呼吸の際に拡張する胸郭の柔軟性
→胸郭の関節の可動性を検査
https://seiren-do.com/casestudyむち打ちの痛みとは胸郭との関係性
・感情の問題から横隔膜への負荷
→自律神経と呼吸の関係性を検査
…etc
この様にトラウマの治療では、呼吸についての治療法が効果的と考えられています。(他にもマッサージ、ヨガ、瞑想など数多くあり!)
しかし様々な問題が関係している「トラウマ」に対しては、非常に複雑であり身体の辛い症状です。
まずは患者様、クライアントの話をしっかり聞いて安心してもらってから治療を進めていく事が大切な過程となります。
交通事故の衝撃は自律神経に関係する〜トラウマと身体の違和感〜
今回の報告は、交通事故の様な強い衝撃を受けた人でトラウマ(身的外傷)による身体の不調について報告します。
(トラウマは心の傷であり、感情や生理学作用、免疫にまで及ぼす症状です。その人にとってきっかけがあるとストレスホルモンを大量に分泌してしまい、不快な情動や衝動的且つ攻撃的な行動が突然出てしまう。)
先日お伝えしたブログに、時速40kmでぶつかった際にはビル二階の高さ、およそ6mから落ちた時の負荷が掛かるとお伝えしました。
強い衝撃・負荷が一瞬で掛かると、身体には「衝撃の記憶」が残ります。
この衝撃が身体に様々な負担を及ぼす可能性があります。
非常に多いケースですが、交通事故等で骨折の疑いも筋肉の目立った損傷もないが、身体の痛みや不調がずっと変わらないケース。
この時身体の中でどんな状態になっているのか?
強い衝撃によるトラウマ(身的外傷)からの自律神経のトラブルが考えられます。
身体の神経には
・活発に活動する為に必要な交感神経
・休息する為に必要な副交感神経
この2つを合わせて「自律神経」といいます。
この自律神経のバランスが正常に働かなくなると、身体の様々なトラブルが起こります。
①私達は脅威を感じた際には、周りに助けを求める「社会的関与」に向かい支援を求めます。(副交感神経優位になる。腹側迷走神経複合体という神経が働き心拍数は下がり呼吸は深くなる為、落ち着いて安定感を感じる)
②しかし助けが来ない→危険が迫ると「闘争/逃走」に切り替わります。(交感神経優位に変わる。闘い、逃げる準備の為筋肉を緊張させて心拍数も↑↑。)
③それもうまくいかない時は、エネルギーの消耗を少なくして守りに入る「虚脱」の状態になる。(再度副交感神経優位に変わる。背側迷走神経複合体が働き身体は緊急事態となり、胃腸や肺の働きをが低下する結果、呼吸困難や腹痛になる。)
?腹側迷走神経複合体は社会との協調認識を持つことで安心する感覚が優位になる!
?背側迷走神経複合体は代謝能力を徹底的に減らす、緊急事態に使われる神経。
参考までに猿?の行動
①→怯えた猿が助けを求める
②→歯を剥き、攻撃的な姿勢をみせる
③→敗北を感じて引き下がる
ここで大事なポイント☝️
この様な通常の生物の反応が、強い衝撃を受ける事でトラウマになると
①の身体を楽にするが働きにくくなり②と③の身体を疲れさせるサイクルに嵌り、常時身体の疲弊、疲労困憊の状態となり、結果的に身体の働き=自律神経の切り替わりが出来にくくなります。
その結果、良く分からない治らない症状の不定愁訴となります。
・慢性的な腰痛、首の痛み
・偏頭痛
・消化不良
・慢性疲労
…etc
以上の事から、交通事故を受けてからの治療では、心因要素や心の問題を取り除く治療も必要です。
次回はトラウマについての治療法を報告します。