身体のメンテナンスとは? ➀身体の繋がりを診て、様々な機能をチェックする事で最適な状態に導く
当院では外傷によるケガ、産後・産前の骨盤矯正、乳児の頭蓋調整、頭痛治療など、体の様々な「問題」に対して治療を行います。
その結果,治療により症状が改善して、体の不調が感じられない、問題がない場合でも「現状維持の為に定期的な身体のメンテナンスが必要ですか?」質問することがあります。
メンテナンス、車の整備や車検のようなイメージを持たれるかもしれません。

人間の身体も車と同じように「定期的なケア」をする事で以下の効果が期待出来ます。
・身体が一番楽な状態になることで良好な状態を維持出来る
・事前に怪我に繋がる状態を回避できる
・気持ちが落ち着く事でゆとりが持てる
当院での手法では「オステオパシー治療」を中心とした治療で、多くの症状に対応しています。
オステオパシーでは身体全体の検査・治療を行う為、オステオパシー治療=メンテナンスに非常に近いものです。
例えば腰痛の治療では、身体の機能や構造に対しての見解から治療を行います。
オステオパシーの考え方 https://www.youtube.com/watch?v=ERB4ZZ0EeJc
→当院での診かた https://seiren-do.com/beginner/
つまりメンテナンスとは体の機能が最適な状態で動く事を目標にしたアプローチ、と言えます。
今月は身体のメンテナンスによる様々な効果について報告します。
◆何を「診る」のか
メンテナンスとは「身体全体の機能チェック」と言えます。
スポーツや習い事、遊びで体を酷使する10~20代。

仕事や子育てに忙しい30代。

更年期に入る40代。

徐々に身体の機能低下を感じる50代以上。

年代によって悩みは違いますが、診るべき点はあまり変わりません。
体の機能、構造
・筋肉や骨格の問題
・循環不良による問題
・神経の問題
・内臓の問題
・頭蓋の問題
・ホルモンの問題
患者様自身の生活上の特徴
・日常生活の癖
・スポーツや趣味の特徴を分析
・体重や体格の変化
・ストレス要因
これらの問題を 聞いて・診て・改善することがメンテナンスです。
◆どんな要望か
基本的には患者様(クライアント)の要望は何が必要か、はっきりと把握しないといけません。
例①オリンピックレベルのスポーツ選手のメンテナンス
例えばコンタクトスポーツ→サッカーやラグビー、相撲等は身体に強い衝撃が加わります。
強い衝撃は身体の構造が「トラウマ」として記憶します。
→https://seiren-do.com/casestudy/2021/06/27/交通事故後の治療法〜トラウマの治療法について/
以前、講習で担当したポルトガル人の女性の先生から興味深い話を伺いました。
「私の知り合いで、カナダ代表の女子サッカーチームトレーナーから腹部の内臓周囲にある筋膜リリースの方法を教えて欲しいと言われました。サッカーでは激しい衝撃を受ける為腹部の緊張が蓄積されてしまい、通常のマッサージでは張りや疲れが減らないと選手から言われます。
それからこのトレーナーは講師から腹部の緊張を取り除くケアを教えてもらい、選手達に提供した事で国際大会で非常に良い成績を収めた。それが2012、2016年のロンドン・リオデジャネイロオリンピックで3位に入れました。

腹部のケア=内臓周囲の筋膜を緩めるアプローチでは、神経を介して筋緊張を緩める効果が期待されます。その結果、筋緊張が緩和されてケガのしにくい状態、ケガを未然に防ぐ可能性を増やします。」
スポーツ選手はプロ・アマチュア関係なく、メンテナンスはリラクゼーション的な効果だけでなく、ケガの予防といった選手生活に支障が出ない為の必要なアプローチとの捉え方も出来ます。
お盆休みの報告
8月11日(水)〜8月15(日)までお休みになります。宜しくお願い致します。
肩こりのお悩みについて
令和3年7月は肩こりについてのブログを報告しました。
肩こりでお悩みの方は、是非参考にしてみて頂けると幸いです。
https://seiren-do.com/casestudy/2021/07/25/セルフケアで肩こりから卒業する?/
セルフケアで肩こりから卒業する?
肩こりについては色々なパターンがある為、自分に合う様々なセルフケアをやってみるのがGOOD!
注意点は幾つかあるので気を付けてやってみよう?
?セルフケアのポイント?
⑴呼吸を止めない→息を吐く、吸うを止めない
⑵無理な動きをしない→出来ない角度まで動かそうとしてケガをする可能性有り。
⑶急に動かさない、ゆっくり動かす事がコツ。
◆胸郭ケア
・肋骨の柔軟性をつける→肋骨周りには様々な筋肉がついており、色々な方向に動かす事で肩周りの負担が軽減します。
肋骨はアコーディオンの?イメージで動かす事が大切。

胸郭を伸ばす、拡げるアプローチは以下の通り。
①キャメル&キャットエクササイズ


・赤線の様に 丸める⇄反らす を繰り返す。
②腕を組んでのサイド+ツイスト

・頭の上に手を置いて横に倒す。

・倒したまま身体を捻る。

・倒す+捻る動きを合わせて斜め後方に動かす。
③腋窩(脇)のマッサージ


・脇に親指か四本指を入れて、マッサージをする。
④ストレッチポールでのケア


・ストレッチポールに乗って10分~キープ。掌を上に向けると更に胸が緩む。
◆不良姿勢によるケア
①首のストレッチ

・首が前に倒れて姿勢が丸くなる不良姿勢

・手を後頭部に回して前に押すように伸ばす。
②顎周りのマッサージ

・顎の筋肉を優しくマッサージする、上下、左右に軽く刺激を加える。
◆トレーニングにて筋力UP
➀マシンを使ったトレーニング
ラットプル


・背中を鍛える王道の筋トレ、背中の上部を中心に強化
②シーティッドロウ


・肩甲骨を内側に寄せる

・横から見た際に90度になると良い
③バンドを使ったトレーニング



・水平面の動きを強化、肩甲骨周囲のトレーニングとなる
出来ればこの3つを併用してみると、非常に効果が高いと思われます。是非チャレンジしてみてくださいね?♂️
「循環不良」からの繋がる肩こりについて
肩こりと身体の構造を解説第3️⃣弾。
今回は「循環不良」から肩こりに繋がる可能性をお伝えします。
◆循環とは?
身体の中を様々な液体が常に流れている状態で、循環器(液体を流す管、脈管)が働いている事を循環と呼びます。

循環している液体は血液・組織液・リンパ液の3種類あります。

血液は図のように 毛細血管の中を流れる体液です。
そしてリンパ管を流れる体液をリンパ液といいます。
毛細血管とリンパ管の間には細胞が集まった組織がありますが、この細胞間のすき間をうめている体液を組織液と呼びます。
リンパ液は一方通行で。血液は全身循環しています。
①リンパ液

・リンパは全身に張り巡らせている組織、老廃物を処理するリンパ節は腋窩(わき)、鼠蹊部、首に多く含まれる。
リンパ液はリンパ管という管を通っており、リンパ管が血管では回収できない大きさの物質(おもにタンパク質や脂肪、有害物質)を水分とともに 取り込みます。
無色~淡黄色の透明でやや粘り気のある液体です。血液よりも流れは遅く、近くにある動脈の拍動や消化管の動き、筋肉の力などの影響を受けながら「リンパ管」の中を流れています。途中「リンパ節」という組織で有害物質を除 去しながら、体の内部の太い「リンパ管」へと合流、最終的に鎖骨の下付近で血管(静脈) へと流入し、「リンパ液」はその旅を終えます。
リンパ液の流れ(非常にゆっくりと流れる様子が見られます)→https://m.youtube.com/watch?v=Rqs0yC9Ei_8
②血液
心臓?から全身に行き渡る血管、動脈・静脈を介して流れる液体が血液です。
動脈の中の血液は酸素を多く含み、栄養価が高く各組織に行き渡す役割り。
静脈の血液は各組織に栄養価を行き渡した後、心臓に戻るよう流れていきます。
③組織液
毛細血管から滲み出た液体で細胞の外を埋めており、リンパ液はリンパ管を流れる組織液となります。
◆循環不良になる原因は?
これらの液体の流れが停滞、悪くなる事を循環不良といい様々なケースが考えられます。
①筋膜の制限(緊張)による
首の静脈は呼吸と関わりがあり、息を吸う事で静脈の管が拡がります。
吸気の際には肋骨や鎖骨、胸骨が広がりその結果、静脈循環を促進する。
首を覆う筋膜の一つ「中頚腱膜」は首の静脈を覆っており、鎖骨や胸骨にも被さるように繋がっています。

・黄色枠の白い膜状の組織が「中頚腱膜」
この中頚腱膜が緊張=硬くなる事で静脈を締め付けてしまい、静脈を閉じる様な作用が働くことがあり。
静脈は「老廃物を流す役割」がある為、静脈が開かない→老廃物が溜まる→痛みを起こしやすくなる傾向がある。
例えば
・交通事故による強い衝撃(一瞬の衝撃で筋膜の緊張が続くケースもあり!)
・普段の姿勢不良から首の位置異常(首が前に傾く事で、首の前方にある筋肉が収縮した状態を記憶、首を前に引っ張る習性になる)

以上の事が中頚腱膜を中心とした筋膜や筋肉に強い負荷をかけてしまい、膜の緊張が緩和しない結果静脈の開きが悪く循環不良になる可能性が考えられます。
②筋力低下
筋肉量が少ない、もしくは普段から動かない時間が増えると単純に筋力が下がってしまいます。筋肉量が少ないと血液を押し出す血管のポンプ作用が弱く、血流が速くなる事=栄養価を沢山運ぶ事が難しくなります。
また、背中の筋肉は普段から使わない事が多い為、何をしなくても筋力低下に繋がる事は非常に多く見られます。元々姿勢を起こす、前に倒れにくくする作用がある為、姿勢不良(体が丸くなると背中の筋が伸ばされてしまう)から筋力低下も考えられます。
実際に肩のトレーニング、当院でも推奨する「ラットプルダウン」は、肩こり軽減に繋がる人が多数見えます。
https://m.youtube.com/watch?v=u2cqBa92OIA
これは肩に強刺激が入る為、筋肉が収縮して血流が活性化され老廃物が流れて痛みの成分が軽減することも考えられる為です。
以上の事から、筋膜の問題から首の負担+筋力低下により循環不良(血流低下)→肩こりに繋がります。
肩こりがある方は
・首の位置が悪くないか?
・筋力低下はあるのか?
まずはこの点をチェックしてもよいかもしれません。
次回は肩こり最終回、自分で出来る肩こり予防法を報告します。