偏頭痛の治療は薬だけしかない?顔面の骨も関係しています。
偏頭痛の治療はよくこんな事が書いてあります。
→片頭痛は、何らかの理由(低気圧の接近、緊張がとれて急にリラックスしたときなど)により、脳の血管が急激に拡張することで起こります。
ストレスなどにより神経(三叉神経と呼ばれる顔の感覚を脳に伝える神経)が刺激され、神経末端より炎症物質を放出し、その炎症物質がさらに血管を拡張して「ズキン、ズキン」と拍動する痛みをもたらす片頭痛を発症すると考えられています。
具体的な原因として考えられるものは、ストレス・人込みや騒音などの騒がしい環境下に長く身を置くこと・女性の場合はホルモンの変動などが挙げられます。
(Medical Noteより一部抜粋)
特徴は
・72時間以内に落ち着く
・急に頭痛が出る
・光や音に過敏になる
・片側が多いが両側もあり
対処は薬か安静にする、痛みが落ち着くのを待つしかないかと思っている方が非常に多くみえます。
この症状、薬では「落ち着く」けど根本的には治りません!!
定期的に症状が出る方が殆どです。
何か改善方法はあるのか??
実は偏頭痛、改善出来る治療があります。
頭蓋治療
フランス??のオステオパシーをベースに頭蓋に治療をする徒手療法です。
(卒業した学校です。)
基本的に頭蓋の骨、15種23個の骨に対して目的の箇所に手を当て治療をします。
オステオパシーの基本的な考え方は
制限がかかっている箇所を解放する
機能不全に陥っている箇所に刺激を加えて機能回復を促す
つまり頭蓋骨を治療する事で、頭蓋内の負担を軽減する事が期待出来ます。
例えば、偏頭痛の原因の一つ、三叉神経は顔面の感覚を支配しています。
この三叉神経、頭蓋骨の一つである蝶形骨の穴を通って各部位に走行しています。
蝶形骨は様々な神経が通る骨であり、更にホルモンの指令をだす視床下部–下垂体を収める箇所となります。
生体力学の考え方では、蝶形骨は後頭骨と連動して動く時言われています。
この働きが何かの問題により制限される事で蝶形骨の機能不全となり、三叉神経やホルモンの正常な働きに制限が掛かる→頭部の負担となり偏頭痛となる可能性があります。つまり、蝶形骨に対しての治療をする事で偏頭痛の軽減、改善する可能性も考えられます。
次回は蝶形骨の治療法を報告します。
偏頭痛が改善したケース〜頭痛症例①
頭痛持ちの日本人、なんと数千万人?
結構います。
薬に頼らず根本的に治したい!
そんな方の為に、西蓮堂整骨院での治療報告です。
患者様
→五十代女性
どんな症状か?
→偏頭痛
症状詳細
・眼の奥が痛い
・乱視
・眼圧が高い
・目がゴロゴロする
今迄の頭痛治療
・頓服薬
この患者様、酷くなると一日中寝てしまうくらいの症状でした。
当院での治療報告
1回目→頭蓋治療(SSB・頸椎のリリース)
2回目→来院時、「偏頭痛、あったかも。」と言われる。
治療は再度、頭蓋の治療と上顎部を中心に行う。
3回目→「年末年始、忙しさもあり調子を崩した」と言われる。一日中寝た日もあり。
少し違った視点からのアプローチ、呼吸を取り入れた治療➕トレーニングアドバイス。深呼吸をより効果的に出来る様伝えました。
また、話を進めていく中で御自宅でのストレスも有ると分かり、言葉の捉え方のレクチャーもしました
4回目→呼吸トレーニングを続けたせいか、頭痛が減ってくる。患者様自身が楽になる状態も分かり、続けて様子を見る。との状態です。
今回の治療経過は途中ではありますが、長い期間辛かった症状が改善したとの事で報告しました。
当院での治療法
①頭蓋治療
②深呼吸を使った呼吸法
③ストレスへの対応、考え方
深呼吸、侮れません。やってみると変わる方もいます。
頭痛は本当に辛い症状です?♂️少しでも改善出来る治療、アドバイスを身体全体から診てアプローチします。
筋力を強くするコツ⑤速く動かすトレーニング、ゆっくり動かすトレーニングの違いは?
今回はトレーニングをしていると気になる「スピード」について報告です。
スクワットや腹筋など器具を使わないトレーニングでも、スピードを変える事で
実は違った作用が働きます。
速く動かす事は「クイックトレーニング」と言われています。この特徴は、速く動かす事で瞬間的に力が入る動作を強化します。
逆にゆっくり動かす事を「スロートレーニング」と言い、常にゆっくり動かす事で筋肉が休まず圧が掛かり続けるから、ゆっくりの方がキツく感じます。
(石井直方先生の本から抜粋)
ではどちらが良いか?
両方やると良い効果が期待出来ます。
同じスクワットでも
・速く動かす事で瞬間的な力を出す訓練
こんなスクワットもあり!やれる人は是非?♂️
・ゆっくり動かす事で筋力自体を強化
この二つを併せて行う事で、より筋肉に刺激を加える事が出来て効果的なトレーニングとなります。
早速チャレンジしてみましょう?♂️
筋力を強くするコツ④呼吸法、応用編
前回お伝えした「呼吸法」、今週来た患者様で早速やって下さった方が何人もいました、ありがとうございます?
呼吸は1日になんと2万数千回するとのこと。
どんな時でも出来るため、意識してやってみましょう。
今回は呼吸法第2弾、骨盤底筋群と腹斜筋肉を使ったトレーニングです。
骨盤底筋群は以下の筋肉
この筋肉は、「用を足す時に我慢する筋肉」です。
収縮の仕方は簡単!お尻をギュッと締めるだけです。
この筋肉は、呼吸の際に収縮するとどちらにも効果があります。
吸気→横隔膜が下がるのを抵抗する為横隔膜が強化される
呼気(強制呼気)→腹部の筋肉と連動して腹圧を高める協調作用が働く
次に身体の側面から骨盤周囲につく「内・外腹斜筋」
この筋肉は、身体を捻る、前後に倒す際に支える役割があります。
また腕を動かす際にも、前鋸筋と癒合する為連動して使われます。
呼吸の際には呼気に作用する為、身体を捻りながら吐く事でより効果が期待出来ます。
呼吸トレーニングは様々な身体の負担を減らす効果が期待されています。
・自律神経の安定性
・体幹部の安定
・免疫力の強化
・心身の落ち着き
・内臓がより動く為、血行が良くなる
この二つを併せてトレーニング、是非チャレンジしてください?♂️
筋力を強くするコツ③呼吸法で筋力はつく?意識する箇所はお腹の深部です。
今年は2020年、オリンピックもあり運動や健康に対して更に注目されていますね☝️
西蓮堂整骨院も皆様の健康に役立つ情報を日々発信していきます、今年も宜しくお願い致します?
去年から引き続きで筋力強化について、今回は「呼吸」です。
最近のトレーニングではこの呼吸が非常に注目されています。
日常生活で意識せずに呼吸をする際には、あまり筋力を使わないです。
しかし意図的に大きく呼吸をする事で様々な筋肉が働きます。
息を吸う時→横隔膜、頸部(首)周囲の筋肉
息を吐く時→腹横筋を含めた様々な筋肉
実はこの呼吸を意図的に使い、身体を鍛える事で何が変わるか?
ズバリ「身体の安定感」です。
いわゆる体幹トレーニングとなります。
まずは座ってやるやり方をやってみましょう。
コツは次の3つ!
①軽く吸って、息を細く長く吐き切ります。
細く長くだとゆっくり時間をかけて呼気の筋肉を刺激する事が出来ます。
吐く量が多いと自然と沢山吸う事が出来る為しっかり吐きます。
②吸う時に鼻で吸ってお腹を膨らませます。
続けて吐く時にも膨らんだままキープします。
鼻呼吸の方が菌が入りにくい為、身体が丈夫になります。
横隔膜は背後にも付着する為、背中も膨らませる位大きく吸います。背部に手を置くと良いかも!
分かりにくくてすみません!
③吸気と呼気の割合は
吸気→1
呼気→2
吸うが5秒だとしたら吐くのは10秒です。
以上の点を気を付けて毎日続けてみて下さい?♂️