階段が普通に登れない、腰からの症状

今回報告する症例は、長期間かかった、難易度が高い腰の症状です。
患者様
・40代 男性 会社員
症状
・脚が上がらない
・着替えが難しい
・動作がゆっくりになる
原因
・徐々にひどくなるが分からない
治療回数
・20回
治療期間
・8ヶ月
初診の状態は、階段を登る際右脚が痛くて上がらず、日常生活が困難になる程の症状でした。
以前、整形外科で腰の骨の問題を指摘されており、今回の症状は腰から出る神経が脚に対して正常に機能していない可能性があります。
この背骨付近の負担を減らす事で、正常な神経の働きを促す事が出来ます。
治療内容
・脊椎(腰椎、骨盤)に対しての治療
・股関節周囲の筋緊張を緩和する治療
主な治療はこの2つ、しかし期間は8ヶ月もかかりました。
通常の腰痛で有ればこんな期間はかかりません。ただ以下のケースはしばらくかかります。
・ヘルニア
・椎間板損傷
・腰椎滑り、分離症
・仙腸関節症
「本当に治るのか?」と治療期間が長くなってしまい、患者様から尋ねられた事もあります。
当院に来るまで期間が掛かった上、徐々に改善が見られた為、「少しずつ改善しているから、諦めずに治療を続けましょう」と伝えて治療を継続。
ついに今月来院された際に、階段を登る際の右脚の症状も大丈夫と言われて、今月無事卒業されました。
期間が長くなると、途中で辞めてしまう患者様もみえます。
それでも諦めずに通って頂き、無事症状が緩和されて良い結果に結びつきました。
此方の治療を信用して来て頂いた患者様に、感謝しています。
受付スタッフの求人お知らせ
- 受付スタッフの募集をします。
整骨院
・午前 8:30〜12:00
・午後16:00〜20:00(平日)
・午後14:00〜18:00(土のみ)
仕事内容
・受付業務
・送迎業務
時給
・950円〜(能力により昇給あり
お気軽にお問い合わせ下さい。
骨盤矯正〜ズボンが産後入らないパターン 30代女性

症例報告→産後に骨盤矯正後、ズボンが履けた
患者様 30代女性
症状 産後にズボンが履けなくなった
治療期間 2ヶ月
治療回数 5回
患者様のお悩みは「体重はほとんど変わらないがズボンは履けない」。
骨盤を検査すると、この患者様も骨盤の前傾がみられます。
骨盤の前傾について→http://seiren-do.com/casestudy/2019/09/08/骨盤は動く?姿勢や動きによって骨盤の位置は変/
ズボンが履けない症例→http://seiren-do.com/casestudy/childbirth/2020/02/16/骨盤矯正〜ズボンが産後入らないパターン%E3%80%8020代女/
治療内容としては、骨盤矯正を中心に施術を行いました。
また、「胃の調子も良くない」との訴えもあった為、オステオパシーの特徴でもある内臓マニピュレーションにて治療→これも無事改善出来ました。
ほとんどの患者様が数回で改善がみられている為、骨盤矯正をする事でズボンが履ける可能性が期待出来ます。
結果を出せる治療=再現性や説明が出来る
こんな治療法増える様にしたいです。
足の痺れは何が原因??時間が経っても変わらないケース

今回の症例報告は足の甲の痺れです。
足の痺れも様々なパターンがあります。
ほとんどは一時的に出て、時間と共に軽減します。ただ変わらないケースは、何か問題があります。
患者様
・40代 男性 会社員
症状
・右足の甲の痺れ
・皮膚の感覚が鈍い
・すねを触るとピリピリする
原因
・よく分からない
治療回数
・5 回
治療期間
・2ヶ月
右足の痺れはこの位置。
患者様は問診にて腰からの神経痛や内科の症状もない為、訴えの右足周囲の問題が考えられます。
一つの可能性は浅腓骨神経。この神経は体表に近いので、外力によって損傷しやすいです。
この箇所に問題が起きると痺れるのはこの範囲
症状の訴えと痺れの範囲はほとんど一致しています。
仕事で右脚の胡座をかくような姿勢を長時間とった為かもと言われたので、長時間無理な足の負担が今回の症状を引き起こした可能性あり。
浅腓骨神経を触診をすると違和感を訴えた為、この箇所に治療をする→少し痺れが軽減したと言われた為、一旦終了。
2回目に来た時、以前よりも良くはなったけどまだ痺れはある、と言われた。
再度足周りを見ると、内果(ないか、うちくるぶし)辺りに皮膚や筋肉の緊張が強く出ている。
内側に強い緊張があると、外側を内側に引っ張ってしまう可能性があります。
内側の緊張→外側を引っ張ってしまう→外側にある神経に負担掛かる→痺れが抜けない
こんな状態が推測されます。
この箇所を治療、随分と良くなると言われてこの日は終了。
3回目に来た際、かなり良くなったと言われたので再度治療をする。
5回目の来院時に何も生活に支障がない為、治療終了。
今回のポイントは
違和感のある箇所に対して逆側に問題あるパターン。
通常、痛みや違和感の症状は徐々に快方に向かいますが一週間以上変わらないケースは、必ず身体の問題あります。
もし変わらないのであれば、直ぐに対応する事をお勧めします。
足裏が痛い→足底筋膜炎でないケース 10代 高校生

症例報告→足裏が痛いケース
患者様→高校生 陸上部にて長距離
症状→歩く・走ると足裏が痛く、全然治らない
治療回数・期間→4回 1ヶ月
足裏が痛くなる=足底筋膜炎?と言われてしまうケースが多くあります。
正月辺りから痛くなり、接骨院に受診→足底筋膜炎と言われた。
治療を受けたがあまり変わらなかった為、1月末当院にて受診。
話を聞くと、痛みの箇所は足裏。
この箇所には足底筋膜以外に他の筋肉もあるため、触診で検査。
ふくらはぎの外側にある長腓骨筋、この筋肉に強い緊張感や触られての痛みを訴えた。
この長腓骨筋の役割は
・脚を踏ん張った時
・外に体重を掛けるとき
・横アーチ形成に携わる
色々役割があります。
またこの筋肉は足の裏に付着します。
話を聞くと体幹トレーニングや脚を使う練習が多く、砂場等でも脚を使っていたとの事。
踏ん張りが多くなると負担が増える為、この筋肉に負荷が掛かり緊張が抜けなかった可能性あり。
初回の治療で、「歩行時の一歩目が痛かったけど、かなり軽くなった」と言われた為一旦様子見をする。
2回目に来た際には「初回よりもマシにはなった、けどまだ痛い。」との事
再検査をすると、ふくらはぎの内側にも同じ様な張りがあった為、この箇所にも治療をする。内側には後脛骨筋があり、トラック競技ではケガをしやすい箇所。
長腓骨筋と後脛骨筋は横アーチを形成する大切な協同筋です。
更にテーピングをして、横アーチ形成を促した状態で歩行してもらうと痛みはかなり減ったと言ってくれた為、この日もこれで終わり。
4回目は部活で走った状態での確認。来院した際は、ほとんど痛みを感じないと言われた為今回で終了。
今回の足裏の痛みは、足底筋膜炎以外のケースです。
推測→長腓骨筋と後脛骨筋の負担が足裏の痛みの原因
学生やアスリートは回復期間が短い程早く復帰出来ます。症状が変わらない学生、アスリートは1度ご相談下さい。