筋力を強くするコツ②→筋トレは漸進性過負荷の原則が大事
今回は漸進性過負荷の原則について。
あまり聞き慣れない言葉ですね。
漸進性(ぜんしんせい)→負荷を少しずつ増やす
過負荷→日常生活レベルを超えた刺激
言葉は難しいですが、「トレーニングは自分の最大筋力に対して、少しずつ強度を上げて行う」事です。
普段の日常生活では、筋力は維持出来てるようで、実は年々低下していきます。
そこで必要な負荷をかける事、日常的に受けている刺激を超える負荷をかける事が必要となります。
このトレーニングのやり方は、もう無理?!の状態までやる事。
さらにこのトレーニングを継続する事で
出来たら器具を使う事が良いが、自重(腕立て伏せやスクワット)でも大丈夫です?♂️
負荷を少しずつ増やす事は
・強度(重さ)
・回数
負荷は、前回よりも少しだけ増やせればOK。仮に、腕立て伏せが最高10回続けてやれたら、次回は15回という考え方です
ただ、個人差がある為「かなりキツイまでのレベル」でやる事が前提です。軽いトレーニング、何回も出来るトレーニングでは筋力強化に繋がらない。過負荷はそのような環境の変化に対応しようと身体が反応して、筋肥大や筋力・筋パワー向上等の生理学的適応が引き起こされるのです。
ちなみに、身体は慣れてくると馴化(じゅんか)という変わらない状態となる為、変化を与える必要があります。
一例として当院に掛かられている患者様で、腰痛➕脚の痛みを訴えていました。
「腰痛が治ると聞き、〇〇(通っているジム)に通っています。だけど数ヶ月通って全く変わらなかったです。」
通っても変わらない、治らないケースや
トレーニングのやり方が良くないかも?と思わない方は非常に多くみえます。
つまり、やり方を変えずに通っていても効果は殆ど出ません。
そこでトレーニングのやり方で、負荷を増やすアドバイスをして治療も並行して行った結果→三ヶ月程で症状が解消?
変化を与えると改善出来る一例となりました。
トレーニングをやるのであれば、この知識を必ず覚えておいて下さい?♂️
筋力を強くするコツ①→歩く事は筋力アップに関係無し。最大の力を出す事がコツ
筋力を強くするコツ①→歩く事は筋力アップに関係無し。最大の力を出す事がコツ
先日から導入した10キロのスクワットバー。
腰痛・脚の筋力低下・高齢者の患者様などトレーニングが必要な人に対してやってもらい、皆さん頑張ってます?
動画はこちら↓
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当院で運営中のリハビリデイサービスでも早速活躍、半数位の方がやっています。
デイサービス利用される方は80代前後、高齢の方でも負荷の高い運動をやらないと日々僅かながら筋力低下となります。
「近所の散歩を毎日しています、でも膝が痛いのは変わりません。」
毎日歩く→筋力アップ→痛みの改善
このような改善するケース、あまり多くありません。
実は毎日続けていても変わらないのは、身体の仕組みが関係しています。
人間の身体、成長のピークは20歳位。その後は低下していきます。筋力に至っては年間1%ほど低下、つまり60歳の方であれば約40%低下します。これは日常生活レベルの動き、歩行や家事などしていても筋力は下がります。
つまり散歩や家事をしていても、筋力アップには全く関係ない為、実は筋力低下につながる可能性があります。
・何故毎日歩いているのに膝が痛いか?
・休日に身体を動かしている、けど腰が痛い。
・風呂掃除をすると背中がつる
このように訴える方は周りに多くみえませんか?この例などは、実は筋力低下による可能性があります。
その為には「筋力を最大限に使う」事で身体を強くする必要があります。
当院では強度の負荷を掛けたトレーニングを推進しています。
強負荷→数回(10回程)を週に一度
ちなみに強度の負荷はどれくらいか?
基本的に定義はないですが、数回出来るくらいのトレーニングが理想と考えられます。
慢性腰痛は筋トレで変わります。
スクワットバー購入しました。
先ずは手始めに購入→スクワットバー
今後少しずつ器具を増やします?
整骨院での役割は、ケガや痛み等患者様の症状を改善する事です。
しかし最近では「予防」という考え方が当たり前になってきました。
つまり、身体の問題が起こる前に何か取り組む事で未然に防ぐ考え方です。
・筋トレ
・ランニング ウォーキング
・水泳
特に、慢性化した痛みを抱えた方にやれる事として、「治療」以外に「トレーニング」をする事で予防につながる可能性があります。
最近来られた男性の症例です。
60代男性慢性腰痛
起床時に痛くて動くと楽になるケース
非常に多いこのパターン、整形外科やマッサージに行っても全く変わらなかったと言われる。
基本的に慢性腰痛はマッサージでは、治らないケースが多い為、他のアプローチを選択。
本人に聞くと、トレーニングはあまりやっていないとのことで筋力をマックスに入れるアプローチをして一旦終了。
1週間後の2回目の来院したら、全く痛みがなくなったとの報告を受ける。
この患者様は、日常生活レベルの動きは全く問題ない為、自分が筋力が無いと感じたことは当然ながら無かった。しかし筋肉に負担をかける事で腰痛が無くなったと本人が1番びっくりしていました。
この考え方のポイントは
❌腰痛→筋肉が硬い→マッサージ、ストレッチ
⭕️腰痛→検査→治療トレーニング
ただ最も難しい「見極め=検査」が出来た上での効果。トレーニングを闇雲にやったら逆に悪くなるかもしれない為、僕も日々勉強です。
次回からしばらくトレーニングについて報告します。
足首の捻挫→「足の奥」が痛い!ケース
今回は「足首の捻挫後、痛みが引かないケース」の報告です。
高校生男子 陸上部
右にターンをした際左足首を痛めた。
足首の負傷するケースは外側の靭帯や筋肉を痛める事多い。
当初は、前距腓靭帯の圧痛が顕著にあり、テーピング固定と電気治療で対応。バランスボードや筋トレも併せて行う。
三週間経過、靭帯の痛みは無くなるも、走るとまだ痛みが出るとの訴え。痛みの箇所は「足の奥」。
痛めた動作を再確認、身体を捻った瞬間に痛めた動きである。
動画→
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足首の関節の可動域制限を検査してみると、僅かながら左右差がある関節を発見。
距骨下関節の足根洞
この関節は距骨と踵骨を結ぶ関節、足の招きや踏ん張りに関わる箇所。この箇所を支える靭帯が問題を起こしている可能性あり。
この日は距骨下関節の矯正して様子を見る。
3日後に来院、痛みは軽減。
さらに4日後に来院、痛みはほとんど無し。走っても問題無いとの報告を受ける。
痛みが減らないケースは必ず原因があります、今回は足首の奥にある関節が問題でした。
骨盤矯正の効果 〜逆子の治療は子宮回りの靭帯もチェックする!
二週続けての逆子の治療に対して患者様から反響意外とありました?♂️
そもそも、「整骨院でなぜ逆子の治療?」と当然ながら思われている為、患者様には必ず説明をします。
西蓮堂の役割は、身体全身のつながりを考えて治療+アドバイスをする。
・トレーニング
・日常生活指導
・身体の使い方
・食事
ホームページにも記載されてますが、身体のつながりを考えると対応出来る症状は多くあります。
逆子矯正もその一つ、解剖学や生理学を中心に考えられた治療法です。
今回は逆子の治療法第2弾、腹部からのアプローチです。(反射治療ではありません。先週は反射について報告、と伝えましたが反射治療とは少し異なる為またの機会にお伝えします、すみません?)
腹部には子宮を支える靭帯、子宮円索があります。
この子宮円索に骨盤の歪み、負担が掛かり緊張してしまうと子宮を引っ張ってしまい胎児にストレスをかけてしまいます。
子宮円索は子宮から大陰唇に繋がる靭帯なので、腹部や恥骨周囲のリリースで緊張が緩和する事が期待出来ます。
この二箇所を治療する事で、子宮の負担を軽減→胎児が適切な位置=逆子改善に繋がると考えられています。
ただ難しいケースもあり。
・双子
・前置胎盤など胎盤の関係
病院で検査して、問題無いけど逆子が治らないケースは一度受けてみる価値はあると思います☝️