愛知県額田郡幸田町の西蓮堂

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ケガの処置→最近の考え方は冷却は✖︎?

2019年10月20日
身体の知識

整骨院ではよく診るケガ、その処置や考え方について報告します。

今回の報告は冷却、アイシングに対しての考え方です。

スポーツ後、氷を大量に肩や脚に当てている選手見たことありませんか?

ケガをした時は氷嚢で当てる、今迄は当然の処置でした。

整骨院で診る圧倒的に多い症状は「捻挫、肉離れ」です。

従来の処置はRICEと呼ばれる手法

Rest(安静)

Ice(冷却)

Compression(圧迫)

Elevation(挙上)

この考え方で治療していました、が

最近ではケガの治療法で、冷却が必要ないとの考え方に変わりつつあります。

冷却に関しては様々なデータが出ており、回復を遅くする!とも言われています。

野球選手やサッカー選手でも試合直後に冷やしていますが、アメリカのメジャーリーグではアイシングをやらない選手も多いとのこと。

さらに痛みを減らす「鎮痛効果」は期待出来るけど、損傷した箇所を回復させる細胞、サテライト細胞(※)の活性化を制限かけてしまいます。

(※サテライト細胞、別名筋衛星細胞は普段は動かないが筋肉が損傷した際に働く細胞。)

では冷却は身体に対して全く効果が無いのか?

そこは考え方が異なります。

プロスポーツの現場では、クライオセラピーといったマイナス180度前後の冷却ガスを数分身体に当てる、という治療もある為、短い時間であれば回復は期待出来るはずです。

ただ、「一時的に短い時間で冷やす」事が血流の改善を促す=回復のポイントではないかと思われます。

つまり

ケガをした圧迫をして腫れを増やさない

身体の回復を促したい短い時間のアイシング

次回は「圧迫」について報告します。

膝の腫れは注射で水を抜くのが正解? 他の方法で改善する可能性あり! 80代女性幸田町

2019年10月12日
症例報告

今回は「膝の腫れに対しての治療」です。

80代女性  膝の変形性関節症

腫れも左右差があり、歩行困難。

 

これくらい腫れていると、病院では「注射で水を抜く」治療になります。

水を抜いてヒアルロン酸を注射

このパターンだと、膝の根本的な治療に繋がらないケースが圧倒的に多い。

そもそも膝の変形性関節症だと、歩行時に膝に対して常時負担となる為、痛みを伴いやすくなる。

理想の治療は、膝を含めた脚全体の治療をして身体を使いやすくしてから、体幹や脚のトレーニングが必要です。

今回の治療

膝裏のリリース

股関節のモビリゼーション

脚の筋収縮を促すアプローチ

この3点セットでこんな変化です。

 

膝の腫れは、高齢者やスポーツ選手、主婦の方に非常に多く見られる症状。

「腫れているから水を抜く」以外にも、徒手療法やトレーニングで改善が出来ることもあります。

当院では膝の症状に対して、身体の使い方や徒手療法で可能な限り「腫れを引かす」チャレンジをしていきます!

ずっと長い間足の指に痛みがあるケース70代女性幸田町

2019年10月06日
症例報告

今回の報告は足のトラブル?

70代女性 右足の指、小指の痛みがずっとある

たまたま入ったお店が当院の患者様のお店で、噂を聞いて駆けつけてくれました。

ここ数ヶ月ずっと小指が痛いとの事。原因も分からず困っていた。

診ると小指が赤く腫れている状態。

触ると骨自体が硬く、親指側に引っ張られていた。

小指が親指側に引っ張られる、「内反小趾」と考えられる。

右足の内反小趾。赤くなっており、小指が内側に入り込んでいます。

 

治療は3

①小指の骨に柔軟性がつくよう伸張するアプローチ

②小指に関係する脛や足の筋を調整

③テーピングにて小指含めた足を固定

治療回数は13回、期間は2ヶ月掛かったけど無事卒業できました。

外反母趾や内反小趾になってしまうケースはやはり靴のサイズが合っていない事が多い、この患者様も少し小さめの靴を履いていたとの事で早急に変えてもらうようアドバイス。

治療やテーピングで十分変わるケースもあります。足のトラブル、何かあればご相談下さい☝️

 

先週予告した「たこ」の治療は、皮膚の周りからつまんで引っ張ってあげるとGOOD

 

 

たこは外力が加わる事で皮膚が厚くなり、痛みがあるケースもあります。

「魚の目」とは違います。魚の目は芯がはっきりわかる為、貼り薬等で柔らかくして取り除く形がベスト。

ただ、動画にあげたようなアプローチでも芯が取れやすくなる為是非チャレンジしてみてください!

令和元年10月の報告です

2019年09月29日
お知らせ 整骨・治療

①10月から消費税増税に伴って、当院でも消費税を頂く形となります。

②10月1日は出張の為、臨時休診となります。

ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

股関節の痛み 症例1 足の先から推測するケース 70代男性 幸田町

2019年09月29日
症例報告

おはようございます、今回は股関節の症例報告。

股関節は難しいケースが多く、なかなか治りにくい。

奥様の紹介で来院された70代男性。2ヶ月前からずっと気になっていたとの事。

症状→左股関節痛

主訴
・犬の散歩が苦痛になる
・堤防での散歩は最初は良いが痛くて歩けなくなる

既往歴

糖尿病 腎臓摘出

検査を進めて身体全体を診ていくと、訴えの箇所である股関節は筋力、可動域共に問題無し。骨盤周囲、足首も検査するが股関節同様で特に問題無い。

患者様の訴えは

力をいれて踏ん張るとダメ

最初は良い、徐々に痛くなる

→触診等検査では左脚は問題ない。

じゃあ右脚は?動作時(歩行動作)には右脚も同時に動く為確認→

そこで発見!

左足には無いたこ?

触ると痛みMAX?

たこ、触ると痛い→負荷が掛かっている→負荷が掛かる=よく当たる=接触する

患者様に聞きました、右足に負担かかる動作してますか?

「堤防の端を歩いています。」ビンゴ!

堤防に限らず道の端は傾斜があるから、右側を歩いていると右に傾く為、いつも右側を歩いているんじゃないかと推測。

その通りでした。この患者様は右端を歩く事が多いと言われ?の散歩中、引っ張れて右に傾く事が多い。その時の踏ん張り方が右足の小指側に偏っていたんです。

つまり使い方の問題もあるので、堤防の中央もしくは左側も歩いて下さい、とアドバイス。

?の治療も併せて行い、後日来院された時には無事改善されて、現在では5〜6km散歩していると報告されました。

?は治療出来るのか?出来ます?

この治療法は来週報告します。