腰痛 症例4 〜10年以上続く腰痛 何をしても腰が痛い30代女性 幸田町
西蓮堂整骨院に来る症例で一番多いのは「腰痛」。そんな腰痛でも、新しい発見のキッカケとなる難しい症例があります。
今回は紹介で来た、30代女性の腰痛は動くと痛くなるパターン。
腰痛には様々なパターンがあるけど、この方は何をしても痛いとの事。
・寝起きは時間をかけないと起きれない、一旦横になると固まってしまう。
・子供と遊ぶ時、思いっきり走れない。
・痛みが強いから、身体が動かすのに躊躇してしまう
まずはベッドに寝てもらうけど、姿勢を変えてもらう度に「痛い痛い」と言われる。
ギックリ腰や怪我であれば分かるけど、この女性、何年も前からこの状態。
痛みがある→身体が硬くなる→動きにくい→でも動かないといけないから動く→さらに痛くなる…
ずっとこの状態なんて随分辛かったと思います。
筋肉や骨格の検査をしようにも、動きが制限されており、一つ一つ身体が緩むようなアプローチをするが、その場は良くてもなかなか改善せず。
特に一旦ベッドに横になると、起き上がり時は毎回産まれたばかりの子鹿状態(つまりヨロヨロで立ち上がる状態)。
そんな事がしばらく続いて、ベッドからの起き上がりや日常生活も徐々に良くなってきたけどまだ完全でない。必ず他に問題があると思い治療を続けたある日、ベッド上で横になって腹部を触ったらガチガチになっていたのを感じた為、この箇所を治療したら起き上がりが軽くなったと言われた。
そこで目をつけたのが、腹部の筋膜。
(白い膜状の組織が筋膜)
この箇所は前後左右と骨盤内を覆っている、腹部の筋肉や臓器を支えてくれる大事な組織。膜の特徴は、一旦硬くなると緊張が取れず硬さが残ってしまう。
腰痛=腰や背中に治療 は一般的に多いが、身体の繋がりを考えると骨盤内の筋膜は全体を覆っている為、腹部等前からのアプローチでも効果は期待出来る。
それ以降、腹部周りの治療を継続して行った結果…
一年近く経ったけど、ほとんど痛みが無くなり無事卒業しました。
この症例がキッカケで、腰痛の場合腹部の検査もする必要が分かり、多くの患者様を腰痛から解放出来る事になった。
いつも患者様から学ぶ事は、解剖学の大切さ。改めて感謝しています。
腰痛 症例3 〜転倒してからの腰痛はどこが原因?? 80代女性 幸田町
「転んでからずっと腰が痛いです」
尻もちをついてから、ずっと腰が痛い80代の女性が来院。
他の病院で診てもらっても、改善が見られなかった為、知人の紹介で来院されました。
腰が痛い箇所は骨盤の上辺りとのこと。
腰が痛い=腰が悪いではないの?
よく患者様に言われるど、問診して他の箇所を診ると問題があるケースは多い。
基本的に人間には「自然治癒力」がある為、本来は自然に治るけど治らないケースは他に原因がある。
その為、「悪くなっている、治る邪魔をしている」箇所を探す事がまず大事である。
では今回の症状は?
尻もちをついたら衝撃を受けやすい箇所、背骨の第12胸椎だ。
この辺りから腰〜臀部に繋がる神経が走行している。
可能性は二つ。
上臀皮神経
第12胸神経後枝
この神経が腰痛を引き起こしている可能性あり。
座った状態で検査、触ると非常に痛がるので優しく軽く脊柱のアプローチ。
モビリゼーションとカウンターストレインにて終わり、様子を見た。
結果的に、一度でほとんど改善。結果的に治療は早期に終了です。
整骨院で出来る事は、「問診から考え、視診・触診で確認、的を絞って治療」がベスト。
一度画像検査をしてくれたから、非常にやりやすい。
高齢者は圧迫骨折が意外と多く、今まで何回も臨床に出会った経験をした。
高齢者の方には転倒予防の身体の使い方もアドバイスしています?
正しい姿勢はどこを意識する?まずは脚からチェック?
8月、9月とフットサル場へ正しい姿勢についてセミナーを行いました。
そもそも正しい姿勢は、学校教育の段階で教えてもらわないし授業でもやらないから親御さん、学校の先生も知らない?僕自身も、身体の勉強をしてから気付きました。
正しい姿勢が出来るとメリットは沢山あります。
①いつも元気に見える
②やる気がある
③モテる
④スポーツで上手くなる
⑤綺麗に見える
⑥勉強も出来る
以前、海外で活躍するプロサッカー選手の長友佑都が雑誌でこんな事言っていました。
「日本に帰ってくると、あまりにも猫背の人が多い気がします。イタリアでは基本的に皆姿勢が起きて、元気に見えます。」
多分、日本では学校教育で姿勢についてやらないからだと思う。
という訳で僕が出来る事、正しい姿勢を伝える事にしました?♂️
今回は「立位」についてです。
これを参考にして、立ってみてください?
もし分からなければ、こちらに来た際にお伝えします。
カラダの知識セミナーby幸田アリーナ⚽️正しい姿勢はどんな姿勢?
正しい姿勢はどんな姿勢?
9月4日(水)幸田町のフットサルアリーナで体の使い方セミナーをやりました。
正しい姿勢は?真っ直ぐな姿勢??
学校で教えてくれない、正しい姿勢の知識。
コツを掴めばすぐに出来るので、子供達も実践出来やすい。
姿勢が良くなると、意識も変わります。
これから毎月、身体の知識を伝えにフットサル場へ講師として行ってきます。
骨盤は動く?姿勢や動きによって骨盤の位置は変化します。
前回「骨盤の内旋」が原因で、腰を痛める事を伝えました。
骨盤の関節は「仙腸関節」といい、仙骨と腸骨を結ぶ関節です。
この仙腸関節は、体の動きによって僅かですが様々な方向に動きます。
脚の動きによって骨盤の位置は変わります。
仙腸関節の動きのパターンです。この動きは仙骨の後傾。
この動きは仙骨の前傾。
ただ、この動きだと水平の動きは無いが、実際には骨盤の水平運動がある為こんなイメージ。
脚を前に出す以外に、股関節を曲げる=しゃがむ、座る姿勢は骨盤が内旋する。
前回のギックリ腰症例パターンはほとんど同じ
①姿勢を丸くする
②力を入れる
③身体を同じ方向に傾ける
これらの動作から、骨盤を支える靭帯や筋肉に負担が掛かり、痛めた可能性が考えられます。
対策はあるのか?いくつかあります。
①正しい姿勢を意識する
②長時間同じ姿勢をしない
③腰の負担を少ない使い方をする
次回は正しい姿勢について報告します。