症例報告casestudy
筋力を強くするコツ②→筋トレは漸進性過負荷の原則が大事
2019年12月29日
今回は漸進性過負荷の原則について。
あまり聞き慣れない言葉ですね。
漸進性(ぜんしんせい)→負荷を少しずつ増やす
過負荷→日常生活レベルを超えた刺激
言葉は難しいですが、「トレーニングは自分の最大筋力に対して、少しずつ強度を上げて行う」事です。
普段の日常生活では、筋力は維持出来てるようで、実は年々低下していきます。
そこで必要な負荷をかける事、日常的に受けている刺激を超える負荷をかける事が必要となります。
このトレーニングのやり方は、もう無理?!の状態までやる事。
さらにこのトレーニングを継続する事で
出来たら器具を使う事が良いが、自重(腕立て伏せやスクワット)でも大丈夫です?♂️
負荷を少しずつ増やす事は
・強度(重さ)
・回数
負荷は、前回よりも少しだけ増やせればOK。仮に、腕立て伏せが最高10回続けてやれたら、次回は15回という考え方です
ただ、個人差がある為「かなりキツイまでのレベル」でやる事が前提です。軽いトレーニング、何回も出来るトレーニングでは筋力強化に繋がらない。過負荷はそのような環境の変化に対応しようと身体が反応して、筋肥大や筋力・筋パワー向上等の生理学的適応が引き起こされるのです。
ちなみに、身体は慣れてくると馴化(じゅんか)という変わらない状態となる為、変化を与える必要があります。
一例として当院に掛かられている患者様で、腰痛➕脚の痛みを訴えていました。
「腰痛が治ると聞き、〇〇(通っているジム)に通っています。だけど数ヶ月通って全く変わらなかったです。」
通っても変わらない、治らないケースや
トレーニングのやり方が良くないかも?と思わない方は非常に多くみえます。
つまり、やり方を変えずに通っていても効果は殆ど出ません。
そこでトレーニングのやり方で、負荷を増やすアドバイスをして治療も並行して行った結果→三ヶ月程で症状が解消?
変化を与えると改善出来る一例となりました。
トレーニングをやるのであれば、この知識を必ず覚えておいて下さい?♂️