症例報告casestudy
生理痛は薬以外で改善出来る ②循環障害に対してのアプローチ
2020年12月20日
②循環障害の治療
血液循環が障害されて生じる病態を総称して循環障害といいます。
子宮や卵巣に繋がる血管が様々な原因で循環不良となります。
・骨盤の膜が緊張して、子宮や卵巣に繋がる血管を締め付ける
骨盤内の筋膜、しっかりと支えられている
拡大図 Aの矢印は膜に包まれている血管
この膜が緊張する事で血管が締め付けられて循環不良につながる。
・血管から滲み出る「リンパ液」の循環が滞ってしまう。(リンパ液は老廃物を流す作用も有る為、循環を改善する必要がある。)
治療法は様々なアプローチがあります。
①骨盤の膜に対してアプローチ
→骨盤の内側にある「膜」。膜の中に非常に細かい血管がある為、身体の表面から触れる箇所の緊張を取り除いて締め付ける状態を解放します。
②リンパ液に対してのアプローチ
→鼠蹊部(そけいぶ)にリンパ節というフィルターのような取り除く役割がある組織があり、この箇所を解放する。
矢印はリンパ節、鼠蹊部に多い
→内臓の慢性疾患に対して身体の表面にリンパの腫れが出る症状があります。この箇所に刺激を入れる「神経リンパ反射治療」という手段。
この表示してある箇所に刺激を加えていきます。
この様なアプローチをする事で、循環不良が改善する可能性があります。
エステやリンパマッサージをしてる方なら分かるはずですが、リンパの流れが良くなる事で身体の負担はかなり軽減します。
「身体を診る・症状を改善する」為には、身体の様々な箇所に対してアプローチする事が必要です。