症例報告casestudy
身体のメンテナンスとは? ②学生はどのタイミングでメンテナンスをすれば良い?
2021年08月07日
今回は学生のメンテナンス「頻度」についての報告です。
◆メンテナンスの頻度は?
サッカーをする小学生。
年齢→9歳
スポーツ→サッカー
要望→
・どこに問題があるか見てほしい
・ケガをしない身体にしてほしい
今回のアプローチ方法
・筋膜リリース
・全身関節の治療
・姿勢矯正アドバイス
・セルフケアアドバイス
特段どこに問題がある訳でなく、定期的に親御様から見てほしいとの要望でメンテナンスを受けています。
子供は基本的に大人と比べて筋肉含めた筋は柔らかい為、日頃の使い方や身体のケアをする事で現状維持が出来ます。
しかしサッカーは足を良く使う為、セルフケアでは賄いきれない張りが出てきます。
初診の際、この学生も同じく特徴的に張りが出た箇所は「脛(すね)の前側」
脛には足の踏ん張りをした際に、過剰に緊張する箇所がアリ。
片脚で踏ん張る事により、脛に過剰な負担が掛かる。
①前脛骨筋
②腓骨筋
サッカーの様な競技は、この筋肉のケアが必要となる。
例1)脛が過度に緊張する事で、衝撃を吸収する弾力性が弱くなり、最悪の場合疲労骨折になる可能性もあり。
・脛骨の内側部に骨折の可能性あり
例2)身体を「曲げる」際には、脚なら足関節、膝関節、股関節、腰椎が連動して曲がる事が必要。
脛が硬くなる事で脛の上下の足首や膝関節に負荷が掛かり、関節障害に繋がる可能性あり。
・関節が全て連動しないと上図の様に転倒してしまう。」
これらの筋は「ダッシュ⇄ストップ」の際に必ず使います。運動の頻度が増えるor疲れが溜まると、これらの筋は徐々に固くなり足の疲れが軽減しなくなるかもしれません。
しかもこのジュニア世代は週に数回程練習する為、セルフケアでは間に合わない可能性あり。
トレーニングレベルにもよりますが、理想は3週間に1度受ける事が良いとされています。
これは個人差もありますが、どんな協議でも身体の癖(くせ)が出ます。その癖が約3週間ほどすると顕著に張りとして出る可能性があります。
スポーツでは必ず出てしまう「癖」、これを改善する為にメンテナンスにてチェック+アドバイスをする事が、ケガ予防にも繋がります。
(因みにこの小学生は、2回目に来た時には2ヶ月程空きましたが脛の張りは殆どなかったです。まだ軽症?の為か即効性もあり、本人曰く「調子は良かった」との報告を受けました)