急性のケガinjury
スポーツのケガ①外側の足首捻挫→エコー→徒手両方で無事回復!
2021年09月05日
今回は最近来院された患者様の症状で、当院で非常に多く対応する症例「足関節」の捻挫について報告します。
・患者様
40代女性
・症状
バトミントン最中の足首のケガ
・主訴
歩行困難 踏み込めない
・治療期間 1ヶ月半(治療中)
プレー中に足首を捻ってしまい、歩行も困難な状態で来院される。
今回の痛め方は非常に多い「足首の外反捻挫」
?️は内側の骨が圧縮される
?️は外側の靭帯が伸ばされる
今回痛めた箇所
歩けないくらいのケガ(外傷)の場合、腫れや痛みが強い為判断出来ないケースが多いです。
幾つかの箇所の可能性がある為、触診+画像(エコー)にて判断します。
・今回負傷した可能性の高い箇所
①足首で1番多い前距腓靭帯の損傷。
②腓骨と踵を結ぶ踵腓靭帯
③距骨と踵骨を結ぶ距踵靭帯
④内側の距骨を支える載距突起周囲
幾つかの箇所の可能性がある為、触診+画像(エコー)にて判断します。
(正常な画像 Aの靭帯は問題無い状態)
(今回の画像 Bの靭帯は白く写る炎症が起きている状態)
炎症が起きている時は基本的に固定をします。しかしこの患者様は皮膚が弱く、テープ荒れが起きる可能性がある為にテーピングが出来ず、自分の持っているサポーターで固定してもらいました。
歩けないくらいの症状→靭帯がかなり傷んでいる可能性があり、更に痛みが中々減らない事が多いです。
今回は写真①の前距腓靭帯に対して、集中的にケア。
特に靭帯と骨の付着部、骨周囲には痛みの原因となる「靭帯の固着(弾力性の低下)」が残るケースあり。
今回負傷した靭帯の箇所
拡大した図 赤線のギザギザの箇所に感覚の情報を感じる組織(感覚受容器)が多量にある。
靭帯の弾力性が低下or消失する事で関節の感覚異常を引き起こします、その結果→捻挫の後遺症に繋がり痛みがずっと残るケースも多々みられます。
この箇所を治療して現在1ヶ月半近くでほぼ痛みが無い状態にまでなりました。
徐々にバトミントン?復帰してもらいます。