頭蓋治療cranial
乳幼児の頭の矯正 ~症例23 5才 男の子 右絶壁+頭全体の歪み(左後頭部突出)+下顎のずれ 卒業報告
2022年10月26日
・患者様(来院時) 5歳 男の子
・出産時の問題 なし
・症状 絶壁 頭の形が悪い(後ろが歪んでいる)
・治療期間 10ヶ月
・治療回数 11回
①当院の治療をどこでお知りになりましたか?
・以前から、母親自身がお世話になっており相談しました。
②治療を受ける前の頭の形状や身体の症状を教えて下さい
・左側の後頭部が突出していました。
・上顎と下顎に少し横にズレがありました。
③現在の頭の形状や身体の状態はいかがですか?
・一番気になっていた突出部分が気にならない程度まで改善されました。
・上・下あごのズレもなくなりました。
④治療を受けた時に痛みや違和感はありましたか?
・ほかでの受診時(内科や小児科)では、母親の付き添いが必要でしたが、
西蓮堂での治療では1人で治療を受けることが出来ていました。
痛がったり、嫌がることなく進められました。
⑤これから治療を受けてみたい方へ、一言お願いします
・乳児期での治療が望ましいとは思いますが
うちの子は、5歳5カ月から治療開始し、改善されたので
幼児期でもあきらめずに受診、相談してみるのもおすすめです。
先生ありがとうございました‼
【治療経過】
《令和3年11月》
右側後頭部の絶壁+頭全体の歪みが気になるとの主訴で、刈谷市から来院されることになった5歳の男の子。
・左後頭部の突出した形状と全体の歪みが分かる
・顎の歪みが切歯(中央の歯)の左右差からわかる。
・検査結果
➀右後頭部圧迫+左後頭部突出
・右側は圧迫されて左後頭部の突出が目立つパターン
②左側後頭部突出による顎関節の位置異常
後頭部が凸状になる事で、後頭骨と側頭骨が後方に引っ張られる事が多く見られる。
(一番右の矢印が後頭骨の突出部、この骨の形状や頭部周囲の筋肉・靭帯によって後方に引っ張られる。)
この結果、下顎が凸側(今回は左)に引っ張られている事が分かる。
以上の点を考慮に入れて、治療をスタートする。
《令和4年9月》
・当初と比較して左凸の状態は平坦となり分かりにくくなる。
・顎の歪みも以前よりは減ってずれた状態も減る。
・お母様が現段階での状態に納得された為、終了とする。
【今回の症例経過について】
今回の症例は、「右絶壁+頭全体の歪み+顎の歪み」の3つの主訴を治療した症例。
顎の歪みと頭のゆがみは関わる事が多く、今回の症例も顎の歪みは頭の形が改善した段階で自然と緩解した結果となった。
5歳過ぎた状態でのスタートでしたが、10ヶ月かけて治療をさせて頂き少しずつ変化は見られた。
完全に希望通りの形状になったわけではなかったが、お母様が納得された状態で終えることが出来た。