関節の痛みjoint
成長痛は骨端軟骨もチェック!治療、固定、ストレッチでアプローチ。
2021年05月29日
今回の報告は骨端軟骨についての報告です。
骨端軟骨とは??
骨の先端にある軟骨で、この箇所が骨の成長に大きく関わります。
この骨端軟骨は子供の頃、つまり成長期の身長が伸びる時しか存在しません。
成人になると上記の図にある骨幹部、骨幹端部、骨端部は癒合して一つの組織になります。
この箇所にストレスが掛かり骨端軟骨を引っ張る事が、痛みの原因です。
※先日お伝えしたオスグッド病も、大腿四頭筋が脛骨の骨端軟骨を引っ張る事が痛みの原因となる。
https://seiren-do.com/casestudy/2021/05/09/成長痛と骨膜の関係〜オスグッド病は膝の使い方/
スポーツやトレーニングで筋肉に疲労・負担が溜まり筋肉の緊張が強くなると、骨に対しての伸張性のストレスが加わり、骨端軟骨に負荷が掛かり炎症が起こってしまうから成長痛に繋がる、との考え方が一般的です。
筋肉が硬い→柔らかい筋肉ならストレスが掛かりにくい→骨端軟骨に負担が掛からないから成長痛にならない。
この考え方だと、トレーニング後のストレッチをやる事は非常に大切です。
更に身体の使い方、練習後のクールダウンは絶対に必要です。
練習前より、練習後の方が身体にとって必要な刺激となり、クールダウンが疲労物質を取り除いて、回復を速くするきっかけになります。
では骨端軟骨の原因で痛みが出たケースはどうしたら良いか?
①骨端軟骨の治療
・当院で出来る治療、骨に対しての治療法です。
骨端軟骨は骨膜の一部に含まれる為、筋肉によって牽引された骨膜を元の位置に戻す刺激を加えることで、痛みの軽減につながります。
痛みの箇所を抑える事で痛みが軽減するケースは、骨膜の位置が離れている可能性があり、脛骨粗面辺りを優しくリリースする事で痛みの緩和が期待出来ます。
成長痛の治療→https://seiren-do.com/casestudy/2021/05/02/「成長痛」は早期の治療で改善します、大事なポ/
②サポーター
骨の出っ張り、骨端軟骨をサポーターで押さえつけると痛みは軽減します。
③ストレッチ
膝の前側を伸ばすストレッチ。
ストレッチのポイントは
・痛みが出るところまで伸ばしてストップ
・呼吸を止めない→止めると筋肉を傷つけてしまう
・伸びた感覚が感じられる(痛みが無くなった)時に辞める
子供の成長痛について非常に分かりやすい資料がありました。是非参考にしてみて下さい☝️
千葉県の医師の先生が投稿してくれた資料
https://www.chiba.med.or.jp/general/millennium/pdf/millennium46_10-12.pdf