身体の知識knowledge
ケガの処置→安静よりも適切に使って治す
2019年11月03日
今回はケガの処置第3弾。
ケガをした後には「早期に適度な負荷」を掛ける必要があります。
最近では、急性損傷の早期管理として必要以上の固定、安静は悪影響を及ぼすことが分かってきており、RICE処置のR(Rest=安静)を、Optimal Loading(最適な負荷)に置き換えたPOLICEという概念が広まりつつあります。
適度な負荷→細胞の活性化→回復が早くなる、考え方です。
以前お伝えしたサテライト細胞は、筋肉の回復する役割があり、筋肉に負担が掛かることで細胞が活性化される為、負荷を掛けた方が回復は早くなります。
では適度な負荷はどれくらいか?
痛みが出ない範囲・状態で、ケガをした箇所に負担を掛けるイメージです。
例えば足首を捻挫では
2〜3日は炎症が発生→腫れ、痛みが出ます。この期間は基本的には安静にする。
3日目以降を目安に、少し症状が緩和してきたら負荷を掛けるリハビリを開始します。
足が痛くない範囲で
①動かす
②荷重を掛ける
③足首周囲のトレーニング
更に「物理療法」といった、機械を使った治療や、テーピングで関節を固定する治療も併せて行います。
今までのまとめ☝️
ケガをした処置
①すぐにケガをした箇所に圧迫をする
②痛み、腫れが強ければ短時間のアイシング+寝た状態では脚を上げて休む
③整骨院や病院で検査→判断を仰ぐ
④早期に適度なリハビリを開始
このパターンを覚えておいて下さい?♂️