身体の知識knowledge
偏頭痛の治療は薬だけしかない?顔面の骨も関係しています。
2020年02月08日
偏頭痛の治療はよくこんな事が書いてあります。
→片頭痛は、何らかの理由(低気圧の接近、緊張がとれて急にリラックスしたときなど)により、脳の血管が急激に拡張することで起こります。
ストレスなどにより神経(三叉神経と呼ばれる顔の感覚を脳に伝える神経)が刺激され、神経末端より炎症物質を放出し、その炎症物質がさらに血管を拡張して「ズキン、ズキン」と拍動する痛みをもたらす片頭痛を発症すると考えられています。
具体的な原因として考えられるものは、ストレス・人込みや騒音などの騒がしい環境下に長く身を置くこと・女性の場合はホルモンの変動などが挙げられます。
(Medical Noteより一部抜粋)
特徴は
・72時間以内に落ち着く
・急に頭痛が出る
・光や音に過敏になる
・片側が多いが両側もあり
対処は薬か安静にする、痛みが落ち着くのを待つしかないかと思っている方が非常に多くみえます。
この症状、薬では「落ち着く」けど根本的には治りません!!
定期的に症状が出る方が殆どです。
何か改善方法はあるのか??
実は偏頭痛、改善出来る治療があります。
頭蓋治療
フランス??のオステオパシーをベースに頭蓋に治療をする徒手療法です。
(卒業した学校です。)
基本的に頭蓋の骨、15種23個の骨に対して目的の箇所に手を当て治療をします。
オステオパシーの基本的な考え方は
制限がかかっている箇所を解放する
機能不全に陥っている箇所に刺激を加えて機能回復を促す
つまり頭蓋骨を治療する事で、頭蓋内の負担を軽減する事が期待出来ます。
例えば、偏頭痛の原因の一つ、三叉神経は顔面の感覚を支配しています。
この三叉神経、頭蓋骨の一つである蝶形骨の穴を通って各部位に走行しています。
蝶形骨は様々な神経が通る骨であり、更にホルモンの指令をだす視床下部–下垂体を収める箇所となります。
生体力学の考え方では、蝶形骨は後頭骨と連動して動く時言われています。
この働きが何かの問題により制限される事で蝶形骨の機能不全となり、三叉神経やホルモンの正常な働きに制限が掛かる→頭部の負担となり偏頭痛となる可能性があります。つまり、蝶形骨に対しての治療をする事で偏頭痛の軽減、改善する可能性も考えられます。
次回は蝶形骨の治療法を報告します。