身体の知識knowledge
食事で身体を守る!〜脂肪の取り方③
2020年09月20日
今回の報告はコレステロールについて。
当院に来られる高齢の患者様??で「コレステロールの値が高いから薬を飲んでいます。」と言われる方、結構います。
コレステロール値が高い=問題がある??
つまり悪者?♂️みたいなイメージが多いのではないでしょうか?
そんな事はない!コレステロールは身体中の細胞を守る「膜」の原料です。
良質な脂質を摂る→身体を守ってくれます?
そもそも何故コレステロール値が高いと問題と考えられているのか?
これは心臓疾患に関わりがあり、以前は以下の様に考えられていました。
①血液中の脂質にコレステロールが含まれており、コレステロール値が高くなると血管内にヘドロのようにくっつく(付着する)
②飽和脂肪酸を多く含む食事は、コレステロール値を高くするから、それが心疾患に繋がる。
しかし、現在では
①血管の壁に炎症が起きて、さこにコレステロールが浸潤すると壁が厚くなり血行障害が起こる
②壁が厚くなる→動脈が狭くなると胸に痛みを感じる
③プラークが破裂すると血栓が出来て、動脈を閉鎖。
④酸素不足となり心臓発作が起こる
(世界最新の太らないカラダ参照)
つまりコレステロール値が高いから、ではなく血管に負担が掛かるような事を気をつければ問題は起こりにくいです。
では血管に負担を掛けない為には?
・食べすぎ+飲み過ぎを注意
・運動を1週間に最低でも2時間はする
・加工品(マーガリンを含む食品)を避ける
・喫煙習慣
血管に優しい生活をしてあげると、良い!との見解から、コレステロールを気にせずに良質な脂質を積極的に摂取しましょう☝️