愛知県額田郡幸田町の西蓮堂

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身体を痛めない使い方②〜骨盤の傾きを注意する

2021年02月14日
ケガの予防, 身体の知識

「良い姿勢をしたいです。曲がった姿勢は嫌なので」

そう言われて治療にかかっている、70代の女性の患者様。

年を取ったと見られる姿勢はズバリ丸くなっている姿勢です。

女性にとって、年が多く見られる事は非常に大事な問題。早期に解決出来る方法は、身体の使い方は一つで変わる事もあります。

 

ちなみに、姿勢が丸い特徴はあります。

①首が前に出る

②背中が丸くなる

③骨盤の後傾

④膝が曲がってくる

 

この姿勢になると、関節痛に繋がる事は非常に多く見られます。

 

つまり丸くならない為には、①〜④を注意すると直ぐに姿勢は良くなります。

 

座っている時に気をつける一番大切なコツは骨盤の位置。骨盤を起こす前傾気味ポジションです。

 

姿勢が良くなると身体の負担は確実に減ります。

 

では何故多くの人が姿勢が丸くなるのか?

実は楽な姿勢は骨盤の後傾位なんです。

例えば、座る時後ろに寄りかかるように倒れますね。

後ろに傾く→骨盤が後傾→背中が丸くなる

このパターンになってしまうのは自然な事です。

しかしこのままでは姿勢が丸くなる可能性がある為、意図的に姿勢を起こす事をしないといけないです。

 

工夫するポイント

①何か腰、骨盤にあてがう→骨盤の前傾が保てます。

車の運転?やデスクワーク等に使えます。

 

 

②座る時には体全体を前にスライドする

姿勢をキープする為に、前にスライドするイメージを持つとGOOD?

 

身体を丸くしない為には座る時に?‍♀️トレーニングするといいです。

 

毎日続けると「姿勢美人」になって若く見える為、是非やってみてくださいね☝️

産後の骨盤矯正〜40代女性 4人目の出産後のケア

2021年02月13日
症例報告, 産後ケア・骨盤矯正

患者様 40代女性

 

症状 

・洗濯物を干す時(しゃがんで立ち上がる時)

・睡眠中に同じ姿勢が続くと痛い

 

治療期間 3ヶ月

 

治療回数 5

 

 

 

 

4人目の出産で骨盤矯正を受けに初めて来られた患者様。

 

「骨盤が開いているか?」気にされる方は非常に多くみえます。

 

骨盤を中心に検査する事から開始します。

 

当院の治療の流れは

 

①徒手検査

・骨盤の動き 

・筋力検査

・反射検査

・背骨(脊柱)の可動検査

 

②必要に応じた治療

・マニュピレーション(徒手治療)

・トレーニング

 

③自宅で出来るセルフエクササイズの指導

 

特に③のセルフエクササイズが非常に大切になります。自宅で何気無しにしている動作が骨盤に対して負担を掛ける可能性が高いからです。姿勢や身体の使い方を伝えて実践してもらいます。

 

今回の症例は

長時間寝ていると痛みが出る。

かがんで起き上がる際に痛みが出る。

検査した結果、骨盤の底面にある「骨盤底筋群」の筋力低下が見られる。

 

骨盤底筋群は、股を閉めるトレーニングにて筋力アップが期待出来ます。

 

ヨーロッパでは、産後のトレーニングとして有名なケーゲル体操を中心に治療をする。

 

出産=骨盤の捻挫と見られる為、安定性を高めるトレーニングは必須です。

 

5回目に来た際には日常生活で問題がない為、産後骨盤矯正の治療は終了。

 

今回も産後ママに対して負担の無い骨盤に仕上げる事が出来ました。

 

 

 

身体を痛めない使い方①〜肩を楽に使う方法

2021年02月07日
ケガの予防, 身体の知識

先日来院された女性の患者様、仕事をしていると首から肩が痛いとの訴えでした。

 

仕事内容は「検査業務」

 

立った状態で、腕を伸ばしたまま手先を使う作業となります。

 

この動作では次の姿勢となります。

 

横から見た姿勢、腕を伸ばし身体から離れてしまっている。

 

前から見た姿勢、腕全体が内側に向いている。

 

 

これら姿勢は、肩を前に出す屈曲+腕を内側に向ける内旋という形です。

しかしこの姿勢をすると、様々な負担が肩に掛かります。

今回は姿勢から読み解く状態を解説します。

 

 

①腕の位置と負担の分散。

 

腕の位置によって、肩関節の負担が変わります。

これは「肩」か「肘」をどちらが優位に使われるかによります。

腕を伸ばす=肘を伸ばすとの意味ですが、肘を伸ばす状態で物を持つと肩に負担が集中します。

肘を曲げて物を持つと肘と肩に力が分散されます。

 

肘を伸ばすと、肩に負担が集中してしまう。

 

肘を曲げると、肩と肘に負担が分散される。

 

以上の事から、腕の位置によって負担が変わる為、肘を曲げて力の分散をすると負担の軽減となります。

 

②腕を外側に捻る

 

本来、体幹より前に腕を出す時には腕の外旋がより力を発揮します。外旋とは「外側に回旋」する運動。手の向きは掌側です。

 

冒頭の写真は腕を内旋しているが、この状態であると常な肩に対して負担が掛かってしまいます。

肩の怪我で頻繁に起こる「腱板損傷」、これらの筋肉の一部に「棘上筋」がありますがここを痛める原因にもなります。

棘上筋のイラスト

(腕が内旋すると牽引される。長時間内旋したままの作業では、伸長されてしまい負担が掛かり続けて痛めてしまう。)

 

よって腕の向きを変える事で、腱板の損傷を防ぐ事が出来ます。

外旋動作、この位置がベスト!

 

ポイント

・肘を曲げる

・手の向きは上

 

仕事やスポーツ後の痛みは

・どんな動作をしているか

・無理な使い方をしていないか

この2点を中心に問診、検査することが大切です。

運動能力を上げる為には何が必要?①ジュニアアスリートの栄養素

2021年01月31日
身体の知識

去年から当院で始めた、子供向けの「体幹トレーニング」。

 

月曜日は「サッカー専門」⚽️

 

金曜日は「スポーツ全般」?

 

体幹トレーニングの魅力はなんといっても身体の安定性につきます。

 

体幹=「胴回り」が安定すると、腕や脚の負担が軽減する為怪我予防にも繋がります。

 

スポーツをする為にトレーニングも必要ですが、忘れてはいけない大事な要素が食事=栄養です。

 

今やプロチームには必ず栄養管理のスタッフが常駐しており、食事もトレーニングの一環として取り組んでいます。

 

食事管理が出来ている選手は、ケガをしにくい身体になります。

 

鹿島アントラーズの三竿選手

https://www.google.co.jp/amp/s/number.bunshun.jp/articles/amp/846778

野球選手の栄養管理

https://www.japan-baseball.jp/jp/development/meiji/

 

パフォーマンスを向上したいのであれば食事管理は必須、その為には栄養の知識が無いといけません。

 

そこで当院に勤めてくれている、管理栄養士の神田さんがジュニアアスリート用の資料を作成しました。

 

是非参考にしてみて下さい。

ジュニアアスリート栄養①

 

コロナウイルス対策で出来る事②〜食事で対策

2021年01月24日
身体の知識

今回は当院スタッフ、管理栄養士の神田さんからのアドバイスを頂きました。専門家の意見を参考にしてください。

 

食事からの対策でウイルス?に負けない為には以下の点に注意する事が大切です。インフルエンザ等ウイルスが流行するこの時期は免疫力を高めるような栄養素を摂ることを勧めています。

 

ポイントは出来るだけ新鮮な野菜、果物を摂取する。極力熱を加えない、自然な状態が望ましい。

 

・ビタミンA

粘膜の状態を、良好にし、免疫力を上げます。

緑黄色野菜、うなぎ、レバー、卵

 

・ビタミンC

白血球の働きを助け、抗酸化作用があります。

柑橘系、野菜、芋

 

・ビタミンE

抗酸化作用があり、血行促進を促します。

アーモンド、アボカド、ブロッコリー

 

・乳酸菌

腸内環境を改善して免疫に対抗します。

ヨーグルト、納豆、味噌、醤油などの発酵食品

 

 

別の見解も併せてシェアします。(一般社団法人日本スポーツ栄養協会より抜粋)

ビタミンD

高齢者、肥満、男性、高血圧、高緯度地域で高頻度にみられ、それらがすべて予後の悪化と関連している。加齢に伴う日光への曝露が少なくなり、皮膚での活性型ビタミンD濃度が低下する。これが、高齢者のCOVID-19(コロナウイルス)の死亡率が高い理由を部分的に説明している可能性がある。

また、高齢者の抗炎症性サイトカイン(※1)の増加と炎症誘発性サイトカインの減少に関連していることが示されている。この作用はサイトカインストーム(※2)に対して抑制的に働くと考えられる。

(※1)サイトカインとは、細胞から分泌されるたんぱく質のことです。体がダメージを受けると細胞に信号を送って、細胞を増殖させたり分化させたりして体を守るために働きます。肺がウイルスに感染した場合は、サイトカインが体内の細胞に炎症が起こったことを連絡し、免疫細胞に体を炎症から守るように命令を出します。

(※2)炎症が進むと、その分サイトカインも大量に分泌されます。すると細胞が暴走してサイトカインの分泌のコントロールができなくなり、過剰に戦いを続けてしまうのです。この状態を「サイトカインストーム」といいます。この状態ではウイルスだけでなく自分自身の細胞までも傷つけてしまうので、さらに過剰な炎症が起こり、多臓器不全に陥ってしまうわけです。

 

以上の情報から、ビタミンの摂取も予防に繋がると期待出来ます。

早速取り組んでみたらどうでしょうか?

 

食事や栄養素についての参考資料

https://sndj-web.jp/news/000638.php

 

https://sndj-web.jp/news/001123.php