頭蓋治療cranial
頭蓋骨の歪みについて~小児の歪みは成長の妨げになります。
2021年04月11日
頭蓋骨の歪みは実際にどれくらい歪んでいるのか?
今回は頭蓋骨の歪みについての報告です。
まずは頭蓋骨の位置について。
これは頭の底から見た、頭蓋骨の写真です。
実際の歪んだ頭蓋骨です。
①→右の後頭骨(首と繋がる箇所)が後方から押されて左前にめり込むように変形します。
②頭蓋骨の真ん中のラインが斜めになる、つまり傾いた状態になる。
乳児の頭は特に柔かく、寝る向きによって変形してしまう事も珍しくありません。
いつも同じ向きで寝てしまうと、いわゆる絶壁状態になりかねます。
さらに、この様に押されてしまい頭の変形が見られたまま成長すると、頭蓋骨の中に脳を守る「髄膜」に影響があります。
髄膜とは、硬膜・軟膜・くも膜の3つを総称した脳や神経を守る膜。
特に1番外側にある硬膜、これが様々な歪みに関わると言われています。
これらの髄膜の中を脳の栄養分、脳脊髄液が流れており、脳脊髄液の大切な循環路でもあります。
この髄膜の外側にある「硬膜」は頭蓋骨の内側と密着しています。
→硬膜と頭蓋骨は密着、頭蓋骨の変形すると硬膜は変形、歪んでしまう。
→硬膜を含めた髄膜は神経を包む膜、つまり髄膜の負担は神経症状を引き起こす為、様々な負担が掛かる可能性あり!???
頭蓋骨の中の膜はこんなイメージです。
明らかな左右非対称の為、歪んだまま成長してしまいます。
幼児では次の症状が見られます。
・不眠
・イライラ
・正常な成長の妨げ
・耳、鼻、喉の問題
・アレルギー
・迷走神経症候群
様々な症状を引き起こしてしまう「頭の変形」は早目の矯正が必要です。
乳幼児の頭蓋の形状は注意してみてみましょう☝️
当院での治療実績➀子供の斜頭について