ケガの予防prevention
冷え性の予防法②ストレッチで「血管」を伸ばす
2021年12月12日
今回は冷え予防対策第二弾。
前回お伝えした筋肉との関係で、冷えと筋肉量が関係している事が判明しています。
実は他にも筋肉と冷え症は関係があり、筋肉を含めた身体を柔らかくする事が冷え性の改善策として考えられています。
その手法はストレッチです。
ストレッチといえば身体を柔らかくする、そんなイメージありませんか?
実は血管も筋肉で構成されている為、ストレッチをすると血管も柔らかくなり、血管の弾力性が改善します。
【ストレッチで血管を伸ばす】
血管年齢はご存じでしょうか?
血管の硬さと詰まり具合を専門の機械で測定します。 両手足に機械をつけ、5分程度で検査ができます。
血圧計のように最初強く締まり、その後緩む、また締まるを何回か繰り返します。
血管年齢検査は動脈の弾力性、狭くて流れの悪いところの有無、つまり動脈硬化症のスクリーニング検査になります。
以下の話はある女性の体験です。
ヨガ講師の女性(冷え性あり)が行きつけのクリニックで血管年齢を検査をしたところ、実年齢よりも高い数値が出てしまいました。
血管の硬さが関係しているかもしれないと言われ、硬い体を軟らかくするストレッチを開始しました。
3ヶ月間ストレッチを続けてみた結果、なんと冷え性が緩和してきて、クリニックで再度血管年齢を図った際に血管年齢も下がっていたのです。
「冷え症の人はもしかしたら血管が硬いかも、つまり身体を軟らかくしたら冷え症も良くなるのではないか?」という、素朴な疑問から実際にヨガの生徒さんたちの冷え症の方に3週間試してもらったところ、全員の冷え症が改善し、さらに血管も若返ったんです。
以上の様に
血管の硬さ=体の硬さ=血管年齢の関係性は成り立つことが判明したケースもあります。
【ストレッチするポイント】
下半身に目を向けるポイントは、関節が曲がる箇所です。
赤丸の中には大きく分けて
・股関節
・膝関節
・足関節
この3箇所が曲がる箇所に血管は走行しています。
(膝は後方を走行)
この関節付近を走行する血管をイメージしてストレッチすることが大切です。
・股関節
https://www.youtube.com/watch?v=UYaqy4GVh0U
・膝関節
https://www.youtube.com/watch?v=phvFWqZNzyw&t=34s
・足首
https://www.youtube.com/watch?v=rTRb86XEtw8
まずは1日10分程度でも継続してみて下さい。
筋トレ+ストレッチで冷え性の改善に繋がるかもしれません。